アメリカンフットボールの日本、メキシコ交流戦「インターナショナルカレッジボウル」は6月25日(日本時間26日)メキシコ市のエスタディオ・オリンピコ・ウニベルシタリオで行われ、関西学院大学FIGHTERS(関学)が強豪のメキシコ国立自治大学PUMAS(UNAM)に17―13で逆転勝ちした。
 最優秀選手にはWR亀山暉が選ばれた。


     1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関  学  0  3  7  7  17
UNAM  7  3  3  0  13


 〈試合経過〉
 関学のリターンで試合開始。2度目の攻撃シリーズで敵陣に入り込むが、UNAM陣42ヤードから第4ダウン8ヤードでパント。UNAMの第1ダウンで中央付近のランプレーを関学が第2線の激しいタックルでファンブルを誘い、DB46山本泰世がリカバー。敵陣13ヤードから攻撃権を得た。
 二つのランとパスで第4ダウン7ヤードとなりFGを蹴ったが、ブロックされて先制機を逸した。関学守備陣はパスで進まれたが、ランプレーをしっかりと封じて攻撃の奮起を待つ。
 オフェンスは4回目の攻撃の自陣36ヤード、第3ダウン残り3ヤードでQB伊豆充浩がRBへのプレーアクションパスを試みたが、UNAMの長身DEが手を伸ばしてキャッチしインターセプト。そのままエンドゾーンまで持ち込まれた。TFPのキックも決まってUNAMが7―0とした。


 関学は第2クオーターに入って、自陣25ヤードからの5回目のシリーズでWR亀山、松井理己へのパスで前進、敵陣30ヤードまで進入し第4ダウン残り3ヤードでFGを選択。残り13分6秒にFGを決めて3―7とした。


 関学は次のシリーズも自陣28ヤードから敵陣30ヤードまで攻め込んだものの、第4ダウン7ヤードとなりFGを試みたが、西岡慎太朗の47ヤードキックは左側にそれて得点できなかった。
 双方パントの応酬になったが、関学は前半終盤の自陣23ヤードからの第3ダウン5ヤードでパスをインターセプトされピンチを迎えた。
 UNAMは、第2クオーター残り5秒でゴール前5ヤードから第2ダウンでFGを選択し3点を追加した。


 後半は関学のキックオフ。7点を追う関学は、最初の攻撃シリーズでハーフラインから第2ダウン4ヤードで伊豆から亀山にブーツレッグからのロングパスが決まり、そのままTD。亀山は相手DBと競り合ってのキャッチ。TFPが決まって、第3クオーター残り11分18秒で10―10の同点に追い付いた。
 UNAMはFGを失敗した後の攻撃で関学陣10ヤードまで攻め込み、FGを決めて13―10と再びリードした。


 第4クオーターは一進一退の攻防。追いかける関学はパスをインターセプトされて窮地に立たされた。
 残り時間が少なくなって、自陣28ヤードからの攻撃は第3ダウン10ヤード。相手のラッシュで追い詰められた伊豆が思い切って投げたパスを亀山がキャッチ。そのままエンドゾーンまで走り72ヤードのTDパスとなった。残り試合時間は4分11秒だった。西岡のTFPも決まって17―13。最後は、主将のLB山岸明生が相手のパスをインターセプトして勝利を決定づけた。


 ▽関学・鳥内秀晃監督の話
 今年に入ってから、この試合に向けて準備してきた。メキシコを代表するレベルのチームとの戦いに勝てたことはうれしい。私も学生も良い経験ができた。(高地での試合については)日本で心肺機能を高めるトレーニングに取り組んできたので順応できた。ハーフタイムでは、まだ半分残っている、チャンスはある、ミスをなくしていこうと言った。(UNAMの応援は)声が大きくまとまっていて圧倒された。日本にはない雰囲気だった。在メキシコの日本人の皆さんの応援に気持ちが入った。


 ▽関学・山岸明生主将の話
 サイズも大きく、タフなチームだった。我々の目標を達成する上で、これから戦わなければならない相手のことを考えると、貴重な経験になった。チームとして、日本ではできない経験をさせてもらった。

【写真】勝利者トロフィーを掲げる関学の山岸主将=写真提供・関西学院大学アメリカンフットボール部