第5回世界選手権準決勝でメキシコに35―7で快勝し、2大会ぶりの決勝に進出した日本代表は一夜明けた16日(日本時間17日)、米国との決勝(同19日)へ向けて軽めの調整を行った。


 中2日で米国、メキシコ、米国という過酷な対戦日程。気になる身体的なダメージについて、大隈重信トレーナー(富士通)は「オフェンスを中心に、負傷者がだいぶ増えてきた。決勝出場が微妙な選手もいる」という。
 普通の打撲が骨折寸前の厳しい症状になっているそうで、選手たちは激しいヒットで、かなり疲弊しているようだ。


 スタジアム上部のスポッター席に陣取り、作戦面を担当している河田剛アシスタントヘッドコーチは、「ボールを落としたり、ファンブルしたりしていては勝てない」と、戦術以前に、エクスキューションレベルをもっと上げることを、勝利への必須条件に挙げた。「きちんとプレーできさえすれば、勝機は十分にある」と見ている。


 2試合で7インターセプトの日本ディフェンス、うち6本はDB陣が決めている。メキシコ戦で2インターセプトの三宅剛司(オービック)は、決勝では「一発タッチダウンでやられないこと。進まれていても、7点取られず3点に抑えることが重要」と語る。
 前回の対戦で第4クオーターに立て続けにTDを奪われたのは、DBユニットとして「やられた後に、気持ちをリセットできていなかった」からという。「忘れるのではなく、引きずらないこと」が鍵になる。


 米国に気になる情報がある。15日の準決勝のフランス戦の第3クオーターに、Xリーグのオービックで活躍するLBバイロン・ビーティー・ジュニアがターゲティングの反則で退場となった。国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)のルールではペナルティーとして次戦への出場ができなくなる可能性が高い。
 まだ公式発表はないが、チームリーダーとしても存在感を発揮しているビーティー・ジュニアが出場停止となれば、試合の流れに影響が出そうだ。

【写真】メキシコ戦の勝利か一夜明けの日本代表=撮影:Yosei Kozano