「Revenge(リベンジ)」という言葉を世に広めたのは1999年当時、プロ野球の西武ライオンズに所属していた松坂大輔投手だったと記憶している。
 その年の「流行語大賞」にも選ばれた「リベンジ」は「雪辱」「再挑戦」といった意味がある。


 11月12日、横浜スタジアムで行われた関東学生リーグ1部TOP8の慶大―日大。この試合で日大は、昨秋6―27と完敗した慶大に24―3で雪辱した。
 両校は、今春も非公開で対戦し慶大が快勝している。


 昨シーズン、3勝4敗の4位に終わった日大は内田正人監督が2年ぶりに復帰した。
 1月に大量の退部者を出すなどチームは揺れたが、6連勝で法大との最終節を前に3年ぶりの関東制覇を成し遂げた。


 「本当に勝ちたい人間だけが残った」。4月の関学大との定期戦で敗れた時、日大の山崎奨悟主将はそう話していた。
 山崎主将によれば「春の慶応との試合は、言い方は悪いがホームの下高井戸でこけにされた。全員が勝ちたいという気持ちで今日の試合に臨んだ」という。


 「今年のチームは、マネジャーが選手のやりやすい環境を作ってくれた。コーチ陣もそれぞれ役目を果たしたのが勝因」。内田監督は試合後の記者会見で、こう切り出した。
 1年生でエースQBに抜擢された林大希選手をはじめ、下級生の成長も躍進の原動力になっている。


 中大、早大、慶大そして法大。どん底から這い上がった「フェニックス」の目標はもちろん27年ぶりの日本一だが、まずは昨季敗れた4校を倒しての全勝優勝を目指す。(編集長・宍戸博昭)

【写真】優勝を決めた慶大戦の後、記者会見する日大の(左から)QB林選手、DBビーティー選手、内田監督、DL山崎主将=11月12日・横浜スタジアム