西南学院大アメリカンフットボール部監督の桑原直樹さんが1月15日、肺炎のため57歳の若さで亡くなった。


 桑原さんとは、昨年12月18日の甲子園ボウルでお会いした。その時はとても元気そうに見えた。
 それから1カ月。突然の訃報に驚き、言葉を失った。


 西南学院高から日大芸術学部に進んだ桑原さんは、大学の学部別リーグでLBとしてプレーした。
 西南大の監督に就任したのは2008年。この年、福岡大とのプレーオフを制し、チームを11年ぶりの九州学生リーグ優勝に導いた。


 当時、福岡勤務で同窓という縁もあり、桑原さんが率いた「グリーンドルフィンズ」のOBとは今でも交流が続いている。


 11月19日に福岡・春日公園球技場で行われた全日本大学選手権の西日本代表決定3回戦。西南大は名城大に13―52で敗れた。
 シーズンエンドを迎えた選手、スタッフをねぎらう桑原さんの「今年の1年生には逸材が多い。来シーズンが楽しみ」という言葉を思い出す。さぞや心残りだっただろう。


 アメリカンフットボールを心から愛した桑原さんには、九州での競技発展のためにもっともっと働いてほしかった。


 会えば博多の美味しい魚を食べ、大いに飲み語り合った。あの、はにかんだような笑顔が忘れられない。本当に残念だ。(宍戸博昭)

【写真】名城大との試合後、学生に話しかける西南学院大の桑原直樹監督=2016年11月19日、春日公園球技場