全国高校選手権決勝(クリスマスボウル)は12月23日、大阪・キンチョウスタジアムで行われ、決勝初進出の佼成学園(東京1位)が、3連覇を狙った関西学院(兵庫2位)を27―17で破って初の高校日本一に輝いた。


 FGによる3点を先制された佼成学園は、第2クオーター10分22秒にDB林裕嗣のキックオフリターンTDで逆転。関西学院も同11分51秒に、QB奥野耕世から鮫島豪への8ヤードTDパスを決め、前半を10―7でリードした。


 後半に入ると佼成学園の守備陣が奮起。第3クオーター4分56秒に、RB石井天真の11ヤードTDランで13―10と逆転すると、パスインターセプトで得たチャンスを得点に結びつけ、一気に試合の流れを引き寄せた。


 最優秀ラインマン賞(安藤杯)は佼成学園のDL市川司韻、最優秀バックス賞(三隅杯)には林裕嗣、敢闘賞には関西学院のDL菅野洋佑(いずれも3年)が選ばれた。


     1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関西学院  0 10  0  7 17
佼成学園  0  7 13  7 27


【佼成学園・小林孝至監督の話】
 監督になって23年目。やっとという感じ。関東、関西関係なく皆さんが応援してくれて感謝している。前半、オフェンスの獲得ヤードでは負けていた。ディフェンスとキッキングゲームで仕掛けようという作戦が当たった。ターンオーバーも大きかった。とにかく、学校の関係者がたくさん来てくれたことがうれしい。生徒たちにはおめでとうと言ってあげたい。


 【関西学院・中尾昌治監督の話】
 佼成学園はレベルの高いチームで、我々のミスを見逃さなかった。前半、うちのディフェンスが機能していたが、インターセプトや成功させないといけないフォースダウンギャンブルを失敗した。(QB)奥野の調子は悪くなかったが、相手のスピードが予想以上に速かった。ランとパスを使い分ける、うちの持ち味であるバランスアタックを封じられた。

【写真】第3クオーターに逆転のTDを決めた佼成学園RB石井=撮影:seesway