全日本大学選手権決勝「第71回甲子園ボウル」は12月18日、阪神甲子園球場で3万5000人の観衆を集めて行われ、関学大(西日本代表)が早大(東日本代表)を31―14で破って、2年ぶり28度目の優勝を果たした。
 2年連続4度目の出場だった早大の初優勝はならず、関東勢は同ボウル10連敗となった。


 関学大は、来年1月3日に東京ドームで開催される日本選手権(ライスボウル)で、社会人王者の富士通と日本一を懸けて対戦する。


 年間最優秀選手に贈られる「チャック・ミルズ杯」は、関学大のLB山岸明生主将が受賞。第29回大会(1974年)に制定された同賞を守備選手が獲得したのは、第68回大会のDL池永健人(関学大)以来史上4人目。
 甲子園ボウル最優秀選手は関学大QB伊豆充浩、敢闘選手には早大のLB加藤樹が選ばれた。


 試合は第1クオーター9分34秒に、関学大が伊豆の11ヤードTDランで先制。早大は4分後にRB北條淳士がゴール前4ヤードからエンドゾーンに走り込み7―7とした。


 第2クオーター、関学大はRB加藤隆之のTDラン、LB山本祐輝のインターセプトリターンTDで前半を21―7でリードした。
 早大は第3クオーター6分52秒に、QB坂梨陽木からTE田島広大への9ヤードTDパスで追い上げたが、関学大は第4クオーターにキッカー西岡慎太朗の21ヤードFGとRB野々垣亮佑の21ヤードTDランで突き放した。


    1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早 大  7  0  7  0 14
関学大  7 14  0 10 31


 【関学大・鳥内秀晃監督の話】
 簡単に勝てる試合ではないことは分かっていた。何が起きても自分たちのプレーをやり続けることだけを考えた。(QB)伊豆は落ち着いていたが、もう少しやってもらわないと。今日は安全策をとりすぎたという印象。インターセプトリターンTDは我々にとってはラッキーだったが、相手にとっては痛かったと思う。


 【早大・濱部昇監督の話】
 ディフェンスが頑張っていたが、オフェンスに致命的なミスが出てしまった。これくらい点は取られると予想していたので、それ以上に点を取らないと勝てないと踏んでいた。今年は厳しいシーズンを勝ち進んできた。チャンスを生かせなかったのは監督の責任。学生にはよくやったと言ってあげたい。

【写真】第4クオーター、関学大・RB野々垣(33)がタッチダウン