Xリーグの年間王者を決める第30回日本社会人選手権(ジャパンエックスボウル=JXB)は12月12日、東京ドームに2万5455人の観衆を集めて行われ、富士通(リーグ戦1位)がオービック(同2位)を16―3で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。


 富士通は、18日に阪神甲子園球場で行われる第71回甲子園ボウル(全日本大学選手権決勝)の関学大(西日本代表)―早大(東日本代表)の勝者と、来年1月3日に東京ドームで開催される日本選手権(ライスボウル)で日本一を懸けて対戦する。
 最優秀選手には、富士通のQBコービー・キャメロンが選ばれた。


 富士通は前半、キッカー西村豪哲の3FGで9―0とリード。後半はオービックの堅いデフェンスに苦しんだが、キャメロンのスクランブルランなどでピンチを脱し、第3クオーター11分21秒にはRBジーノ・ゴードンが4ヤードのTDランを挙げ逃げ切った。


 3年ぶりに、自らが持つ最多優勝記録を更新する9度目の社会人日本一を目指したオービックは、反則で試合の流れをつかめず、第3クオーターにキッカー星野貴俊の19ヤードFGによる3点にとどまった。


 【富士通・藤田智ヘッドコーチの話】
 選手がすごく落ち着いてプレーしていた。集中していた。過去にJXBで勝っていないオービックだが、ここ数年のXリーグはどこも毎年違うチーム。過去のことは意識しないようにした。コービーは、去年の反省を踏まえて自分をコントロールし、周りを信頼してプレーしていた。


 【オービック・古庄直樹ヘッドコーチの話】
 完敗。自信を持って絶対に勝つと思って試合に臨んだが、相手がそれを上回った。ランだけでなくオフェンスを封じられ、得点できなかった。どんな展開になっても相手を圧倒するチーム作りを目指していたが、それができなかった。QBは3人いるので、試合展開によって代えるのはいつも通り。


      1Q 2Q 3Q 4Q 合計
富 士 通  3  6  7  0 16
オービック  0  0  3  0  3

【写真】2度目の社会人王者となり、記念撮影をする富士通の選手・関係者=撮影:Yosei Kozano