日大フェニックスで、エースナンバー「10」を付けて一時代を築いた二人のQBが、50歳を過ぎた今も“現役選手”として頑張っている。


 鈴木隆之さんと松岡秀樹さん。ともに大学時代は甲子園ボウルを制し、年間最優秀選手に贈られる「チャック・ミルズ杯」を受賞。大学卒業後の進路も同じで、レナウン・ローバーズでは日本選手権(ライスボウル)優勝を経験している。


 現在、シニアチームの「U―59ers」に所属する二人は、3月21日に富士通スタジアム川崎で行われる「マスターズボウル」で、「OVER40legenders」とのシニア日本一をかけた試合に出場する。


 57歳の鈴木さんと53歳の松岡さん。そのプレースタイルは対照的だ。
 天性の運動能力で相手守備陣を引き裂く松岡さんに対し、鈴木さんは機動力不足を補うためにパスに磨きをかけた。その精度は抜群だった、とあえて過去形にしておく。


 恩師である故篠竹幹夫前日大監督が生前、チームの歴代で五指に入るQBとして名を挙げた二人の司令塔。アメリカンフットボールへの思いは熱く、毎週日曜日の早朝練習の出席率は高いという。


 大舞台が似合う、かつての名QBのフィールドでの勇姿を楽しみにしているオールドファンは少なくない。
 QBを縦に並べた「ドラゴンフライ・フォーメーション」の再現はあるのか。試合は、午後1時30分にキックオフとなる。(編集長・宍戸博昭)

【写真】鈴木隆之さん(右)と松岡秀樹さん