「日本アメリカンフットボール殿堂」の第3回顕彰者の表彰式が1月3日に東京ドームで開催された、第69回日本選手権(ライスボウル)のハーフタイムに行われた。
 今回新たに殿堂入りしたのは11人で、武田建(元関学大監督)、水野彌一(前京大監督)、阿部敏彰(アサヒビール・シルバースター監督、元日本代表監督)、笹田英次(国際アメリカンフットボール連盟初代会長)の4氏が、試合前に東京ドーム内で記者会見した。


 1966年から関学大を指揮し、11年間で7度の甲子園ボウル優勝に導いた武田氏は「(殿堂入りには)ただただ感謝している。昔は怒ってばかりいたが、今は優しいおじいちゃん。フットボールが好きで、今でもグラウンドに行って(関西学院)高等部を教えている。子どもたちがフットボールに興味を持つことも大事だが、日本もアメリカのようにシーズン制でスポーツに親しめる環境が整えばいい」と、学者らしい持論を披露した。


 京大の監督時代に大学日本一6度、ライスボウルで4度優勝を成し遂げた水野氏は「関学に挑戦することが、私の全てだった。自分が殿堂入りに値するのかという思いはあるが、地獄のような練習に耐えた教え子に感謝している」と話した。


 4氏以外に今回殿堂入りした顕彰者は次の通り。


 故加納克亮氏(元朝日新聞記者、元東京学生連盟、関東協会理事長)▽故花岡惇氏(元明大監督)▽故三隅珠一氏(日本で初めてタッチフットボールの試合を開催、高校フットボールの発展に貢献)▽故樋口広太郎氏(元アサヒビール名誉顧問、初代日本協会コミッショナー)▽故藤村重美氏(元市立西宮高監督、創部5年目で関学高等部の連勝を止めた)▽故水田吉春氏(元日本協会理事、元日本審判協会、関東審判部長)▽故棚橋寛衛門氏(元日本社会人協会理事長)

【写真】表彰式に臨む右から武田建、水野彌一、阿部敏彰、笹田英次の4氏=撮影:Yosei Kozano、1月3日・東京ドーム