新潟県胎内市は前日、全国最高の気温38・5度を記録していた。東京から車で片道4時間かけて訪れた開志国際高校は、開校2年目の新設校だ。
 この高校には全国でも珍しい「アスリートコース」がある。英語教育を重視し、将来国際的な舞台で活躍するスポーツ選手を育成するという、斬新なコンセプトで生徒を指導している。


 新潟県では初めてとなる、アメリカンフットボール部がある。「マルチスポーツ」を掲げ、ラグビーと一緒にプレーすることを奨励、多角的に才能を引き出そうというのが同校の取り組みだ。


 アメリカンフットボール部の植木潤部長(42)は、守備ラインとして国内のクラブチームに所属。米南イリノイ大学に留学し、2度のトライアウトを受けたが、残念ながら入部はかなわなかった。
 米国で大学を卒業した新潟出身の植木さんは帰国後、縁あって開志国際に職を得て「マルチ」の推進役を任されている。


 来年度の関東高校連盟への正式加盟に向けて準備を進めている。オーストラリアからのラグビー留学生も、アメリカンフットボール部にいる。
 一回り小さい楕円球に慣れ、7月下旬に行われた静岡遠征にも参加。静岡の知徳高校、埼玉栄高校との合同スクリメージで、初めて実戦的な練習を経験した。


 昨シーズンは、静岡の清水国際高校が、奇抜な戦術を駆使して旋風を巻き起こした。豊かな自然に囲まれ、伸び伸びと練習に励む開志国際「RED TIGERS」の公式戦デビューが待ち遠しい。(編集長・宍戸博昭)

【写真】静岡での合同練習に参加した開志国際高校アメリカンフットボール部の選手たち