日本アメリカンフットボール協会は6月15日、7月に米オハイオ州カントンで開催される第5回世界選手権に出場する日本代表選手45人を発表した。


 QBは世界選手権3度目の出場となる高田鉄男(パナソニック)と初出場の加藤翔平(LIXIL)の二人。RBは4人で、大学生でただ一人李卓(慶大)が代表入りした。
 WRは木下典明(オービック)栗原崇(IBM)林雄太(アサヒビール)ら8人で、中村輝晃クラーク(富士通)、岩松慶将(日大)は落選した。


 46歳のDL脇坂康生(パナソニック)は、第1回から5大会連続出場を果たし、RB古谷拓也(オービック)は4度目の選出。所属チーム別では富士通の13人が最多で、オービックが11人で続いた。


 日本代表は14日、富士通スタジアム川崎で全Xリーグ選抜と全慶大の合同チームと壮行試合を行い58―0で快勝した。
 チームは20~28日にかけて強化練習を実施。27日に富士通スタジアム川崎で行われる壮行セレモニーは一般公開され、7月7日に渡米する。
 

 日本代表選手は次の通り。
 ▽オフェンス
QB高田 鉄男(パナソニック=立命大)180センチ、90キロ 33歳③
QB加藤 翔平(LIXIL=関学大)183センチ、85キロ、27歳①
RB高木  稜(IBM=京大)166センチ、74キロ、25歳①
RB古谷 拓也(オービック=関大)173センチ、78キロ、38歳④
RB神山 幸祐(富士通=日大)171センチ、80キロ、28歳②
RB李   卓(慶大=愛知・南山高)182センチ、86キロ、20歳①
WR栗原  嵩(IBM=法大)180センチ、85キロ、27歳①
WR林  雄太(アサヒビール=日大)186センチ、88キロ、24歳①
WR木下 典明(オービック=立命大)177センチ、80キロ、32歳②
WR遠藤 昇馬(パナソニック=日大)180センチ、88キロ、24歳①
WR宜本 潤平(富士通=立命大)169センチ、70キロ、24歳①
WR永川 勝也(LIXIL=関大)173センチ、75キロ、28歳①
WR前田 直輝(LIXIL=立命大)173センチ、91キロ、29歳③
WR宮本 康弘(LIXIL=法大)183センチ、85キロ、26歳①
TE春田 崇博(富士通=大産大)182センチ、95キロ、30歳②
OL黒川 晴央(アサヒ飲料=名城大)190センチ、127キロ、26歳①
OL野田 健仁(アサヒ飲料=大阪府立大)193センチ、142キロ、29歳①
OL山本 祐介(オービック=北海学園大)186センチ、126キロ、29歳①
OL勝山  晃(富士通=法大)186センチ、123キロ、25歳①
OL小林祐太郎(富士通=日大)190センチ、115キロ、27歳②
OL斎田 哲也(富士通=法大)188センチ、120キロ、26歳①
OL望月  俊(富士通=早大)180センチ、120キロ、26歳①
OL荒井 航平(LIXIL=日大)188センチ、140キロ、25歳①


▽ディフェンス
DL清家 拓也(オービック=関大)178センチ、140キロ、24歳①
DL冨田 祥太(オービック=日大)180センチ、123キロ、25歳①
DL飾磨 宗和(パナソニック=立命大)178センチ、105キロ、33歳②
DL脇坂 康生(パナソニック=日大)182センチ、115キロ、46歳⑤
DL高橋 伶太(富士通=立命大)185センチ、105キロ、24歳①
DL平井 基之(富士通=立命大)182センチ、99キロ、33歳③
DL平澤  徹(LIXIL=関学大)179センチ、92キロ、26歳①
DL紀平 充則(無所属=立命大)183センチ、125キロ、32歳③
LB澤田  遥(オービック=関大)182センチ、104キロ、23歳①
LB塚田 昌克(オービック=立命大)175センチ、88キロ、32歳③
LB鈴木將一郎(富士通=専大)180センチ、90キロ、35歳③
LB竹内 修平(富士通=日本福祉大)183センチ、93キロ、26歳①
LB天谷 謙介(LIXIL=日大)177センチ、92キロ、25歳①
DB砂川敬三郎(オービック=関大)170センチ、77キロ、24歳①
DB東條 健人(オービック=立命大)174センチ、74キロ、23歳①
DB藤本 将司(オービック=立命大)175センチ、77キロ、30歳②
DB三宅 剛司(オービック=立命大)182センチ、78キロ、31歳③
DB今西 亮平(パナソニック=立命大)171センチ、84キロ、28歳②
DB辻  篤志(パナソニック=大産大)174センチ、84キロ、28歳②
DB石井 悠貴(富士通=立命大)174センチ、75キロ、23歳①
DB藤田  篤(富士通=日体大)179センチ、80キロ、29歳②


 ▽キッキングスペシャリスト
K/P佐伯眞太郎(パナソニック=立命大)180センチ、80キロ、23歳①
(注)年齢は2015年6月15日現在。○数字は世界選手権代表選出回数


 【日本代表・森清之ヘッドコーチの話】
 オフェンスのコンセプトは「スペースを作ってクイックネスで勝負をする」こと。QBは、スペースを作るためにフィールドを広く使えることに加えて、判断の良い選手を選んだ。
 RBは走る能力だけではなく、パスプロテクションであったりレシーブであったり万能型の選手が代表では求められる。それに加えて、今回は特にインサイドを走る技術を重視した。
 WRは、ルートを走る能力や捕球力が高いことは当然として、ランアフターキャッチの能力、ブロックの強さ、フィジカルの強さが、海外のチームを相手にする場合はポイントとなる。
 OLは、過去の大会と比べてサイズも大きくスキルもアップしているので、一番進歩のあるポジションと言える。タイプというより、現時点で最高のユニットを組めることを想定して選んだ。スナップが出せたり、複数ポジションがこなせるかもポイントになった。
 ディフェンスは、ポジションに関係なくタックルができてボールへの集まりが良い選手を選んだ。対戦相手の情報がない中で試合中にアジャストしていくので、いわゆる「フットボールIQ」が高いことも重視した。
 LBとDBは、いろいろなポジションをできることも大きなポイントになった。
 全体としては、45名という限られた人数で、中二日で我々よりも大きくて強い選手と3試合を戦うという超強行日程を考えた時、稼働率の低い選手をできるだけ作らないということが極めて重要になると考えている。
 今回はポジションごとの人数構成をもう一度ゼロベースで見直し、議論を重ねた。力の差が紙一重の中で、最終的に選んだ選手は、キッキングゲームも含めて複数ポジションをこなすことのできる人材、フィジカルが強い人材、情報が少なくチームとしての準備時間が限られる中で力を発揮できるアジャスト能力の高い人材ということになる。
 年齢やバックグラウンドなどは一切意識せず、現状ベストと思われる組み合わせで選んだ。

【写真】世界選手権初出場となるQB加藤=撮影:Yosei Kozano