好天に恵まれた大型連休は、できる限り試合会場に足を運びほどよく日に焼けた。会場に行って目につくのは、各大学の同年代のOBが懐かしそうにあいさつを交わすシーンである。
 学生時代と変わらない体型を維持している人もいれば、かなり貫禄がついた人とさまざまだが、昔話に花を咲かせる表情は一様に若々しい。


 1955年(昭和30年)生まれは、今年「還暦」を迎える。受験浪人を経験し、既に大台に到達しているOBもいるが、1977年の関西学生リーグで「涙の日生球場」と呼ばれる激闘を繰り広げた関学大と京大の当時の4年生がその年代に当たる。


 今年は、SNSなどで広がった「友達の輪」を活用し、出身校の枠を超えた「還暦を祝う会」が東西で開催されるという。大学を卒業し、社会人としても一区切りついた各大学のOBが集まり、旧交を温める。素晴らしい企画だと思う。


 ちなみに昭和30年は「三種の神器」と言われた電気洗濯機、冷蔵庫、テレビが家庭に普及し、1円と50円硬貨、それと広辞苑が初めて発行された年だそうだ。
 スポーツ界では千代の富士、江川卓、掛布雅之、具志堅用高、芸能界では郷ひろみ、明石家さんまといったビッグネームがこの年に生まれている。


 大学を卒業して38年。アメリカンフットボールというスポーツを通じた交流は、「人生の第4クオーター」をより充実したものにしてくれるに違いない。皆さん、いつまでもお元気で。(編集長・宍戸博昭)

【写真】2月に開催された「涙の日生球場」を振り返るイベントでは、関学大と京大のOBが大勢参加し38年前を懐かしんだ