甲子園ボウルで相まみえる可能性もあった実力校同士の一戦は、意外な大差がついた。12月7日、東京・アミノバイタルフィールドで行われた東西大学対抗戦、第1回「TOKYO BOWL」は、関西2位の立命大が関東2位の法大を41―7で圧倒した。
 頂点を目指していた両校が、どうやってモチベーションを上げてくるのか。新設されたボウルゲームの焦点だったが、試合内容は残念ながら一方的なものになった。


 試合後の記者会見。立命大の米倉輝監督は「こういう舞台を用意してくれた関東連盟に感謝したい。(関学大に敗れた)2週間前、チームはどん底だったが、4回生を中心にもう一度頑張ってくれた」と話した。
 LB山本貴紀主将のコメントも秀逸だった。「これが立命のフットボールだというものを、関東の皆さんに見てほしかった」。失意の関学大戦からわずかの期間で、なかなかこうした心境になれるものではない。学生フットボール界をリードする関西リーグのトップチームにふさわしい、気概と品格を感じさせる会見だった。


 失礼を承知で「関学にあって立命にないものは何か?」という質問をしてみた。しばらく考えた米倉監督は「分からない。それは、これからもがきながら探していく」と答えてくれた。
 謙虚な受け答えの中に垣間見える、強豪のプライドと勝利への意欲。一流のチームだけが持つ気高さの余韻を残し、「パンサーズ」の2014年シーズンが終わった。(編集長・宍戸博昭)

【写真】TOKYO BOWLの試合後、選手に話しかける立命大・米倉輝監督=12月7日、東京・アミノバイタルフィールド