社会人日本一を決める「ジャパンエックスボウル」(12月15日・東京ドーム)で対戦する富士通とIBMのヘッドコーチ(HC)と主力選手が12月3日、東京都内で記者会見し、決戦に向けて抱負を語った。


 2年連続6度目の出場となる富士通の藤田智HCは、「チーム力が上がってきている一方で、修正すべき点もまだまだある。(IBMとの対戦は)会社にとっても負けられないのでプレッシャーはあるが、自分たちのフットボールに集中して戦いたい」と気を引き締めた。


 一方、チーム創設以来初の決勝進出となるIBMの山田晋三HCは、「富士通はファーストステージで完敗した相手で、総合力は間違いなく自分たちより上。しかし、我々は成長を続けてきた。失うものは何もないので、ハイスコアゲームに持ち込んで勝ちたい」と、リーグ戦の雪辱を誓った。


 富士通は準決勝で日本選手権4連覇のオービックを27―17、IBMはLIXILを69―54で退けて勝ち上がった。ともに米国人QBを中心とした爆発的な攻撃力を誇っており、悲願の初優勝を目指す。


 【富士通・今井義教主将(DB)の話】
 チーム力では有利と言われているかもしれないが、戦力だけでは勝てない。「フロンティアーズ」の名前の通り、先輩方から受け継いできた最後までひた向きにプレーするメンタリティーを強調してきた。勝って自分たちが正しかったと証明したい。


 【IBM・ジョン・スタントン主将(TE)の話】 
 相手の強さは承知していて、必ずタフな試合になる。インターセプトやファンブルなどのターンオーバーを多く許してしまうと、勝機は遠のいてしまうだろう。試合終了の笛が鳴るまで、持てるエネルギーを全てぶつけて、挑戦者として戦いたい。


 【富士通・中村輝晃クラーク(WR)の話】
 準決勝ではあまり活躍できなかったので、決勝にかけている。QBキャメロンとのコンビネーションもどんどん良くなっているので、試合を楽しみにしていてほしい。最後は気持ちが強い方が勝つだろう。


 【IBM・栗原嵩(WR)の話】
 米国人QBの対決が注目されているが、それを支える日本人WRの活躍が鍵になる。試合に勝って、日本人WRのスキルや能力を証明したい。高校の後輩で同じ背番号(81)を付ける、富士通のWR中村選手に負けないように頑張りたい。

【写真】JXB記者会見に臨んだ富士通とIBMの選手、コーチら。(左から)IBMのWR栗原、TEスタントン、山田HC、富士通の藤田HC、DB今井、WR中村=撮影:Yosei Kozano、3日、都内