一流といわれるシンガーソングライターは、浮かんだメロディーに後から詩をつけていく手法をとるタイプが多いのだそうだ。まず歌詞ありきより、自由な曲作りができるのだという。
 チーム作りに例えるなら、理想の戦術に豊富な人材を当てはめていく、といったところか。
 人材に恵まれたチームは選択肢が多く、有利なのは間違いない。ただ、それだけでは栄冠をつかめないのも、また確かだ。
 アメリカンフットボールは、戦術の巧拙が勝敗を大きく左右するスポーツである。いくら優秀な人材をそろえていても、プレーの選択や選手交代といった細かい部分でミスが出ると、格下のチームに足をすくわれる。過去にそういった事例はよくある。
 「イマジネーションと規律のバランスを取るのが監督だと思う」「重みのある言葉は、必ず言葉以上の物を伝える」。岡田武史サッカー日本代表元監督は、数々の名言を残している。
 力が互角なら、最後は精神面の勝負になる。ここ一番で勝敗を分けるのは、指揮官と選手の覚悟の度合いなのかもしれない。(編集長・宍戸博昭)

【写真】昨季、下馬評を覆して立命大に勝利した京大=撮影:山岡丈士、2013年、西京極陸上競技場