「勝つことは習慣になる。あいにく負けることも同様だ」(ビンス・ロンバルディ元NFLパッカーズ監督)。「勝利とは、誠実に物事を続けてきたことの縮図にすぎない」(ウディ・ヘイズ元オハイオ州立大監督)
 「名将」と呼ばれた指導者は、実に明解な「名言」を残している。勝つためにはどうするか。妥協を許さない。厳しい規律でチームを統率し、タフでしたたかな組織を作り上げる、ということなのだろう。
 ロンバルディ監督は第1、2回のチャンピオンシップゲーム(現スーパーボウル)を制したパッカーズの指揮官で、その名はNFLの優勝トロフィーに刻まれている。ヘイズ監督は、試合中にインターセプトをした相手チームの選手を殴ってしまうという、激しい気性の持ち主だった。
 「しんどいことはしんどい。しんどいことを、何も明るく楽しそうにごまかさなくていい。現実をしっかり受け止めて、それに向かって闘う。それが挑戦するということ」
 夏合宿の季節。水野彌一前京大監督の言葉は示唆に富み、上達のためのヒントが随所にちりばめられている。(編集長・宍戸博昭)

【写真】ビンス・ロンバルディ元NFLパッカーズ監督(AP=共同)