アメリカンフットボールを題材にした映画は、実話に基づいた作品が多い。その中でも「ジョーイ」は、何度見ても涙を誘われる。
 1973年シーズン。強豪ペンシルベニア州立大のエースRBジョン・キャパレッティは、白血病と診断された年の離れた弟ジョーイの誕生日に、あるプレゼントを頼まれる。ジョンは奮い立ち、大一番に驚異的な活躍で約束を果たし、年間最優秀選手に贈られる「ハイズマン賞」を獲得する。感動的な授賞式のスピーチは、日本でも話題になった。
 「ルディ」は、名門ノートルダム大のフットボールチームに一般入部した白人の主人公ルディが、さまざまな困難を乗り越え、念願の試合出場を成し遂げるというストーリーだ。
 「しあわせの隠れ場所」は、ホームレス同然の生活をしていた黒人青年が、裕福な白人家庭との偶然の出会いでプロ選手になるという物語。原題は「ザ・ブラインド・サイド」。NFLのボルティモア・レーベンズにドラフトされた攻撃ライン、マイケル・オアを描いた実話で、母親役のサンドラ・ブロックが好演している。
 夏休みのひととき。フットボールムービーを堪能し、9月の開幕に備えるのも一興である。(編集長・宍戸博昭)

【写真】第82回米アカデミー賞で主演女優賞を受賞した「しあわせの隠れ場所」のサンドラ・ブロックさん=2010年、ロサンゼルス