「週刊TURNOVER」がフェイスブック限定で掲載している「フィールドの女神」と題した写真が好評だ。小欄のコラムニストでもある毎日新聞カメラマンの小座野容斉さんが撮影した写真は、どれもチアリーダーの皆さんの生き生きとした表情が印象的だ。
 チアリーダーが、アメリカンフットボールの応援風景の主役になったのは1970年代後半からではなかったか。米大学のオールスター戦などのボウルゲームで、本場のチアリーダーが来日し、試合に彩りを添えた。
 思い出深いのは「Song Girls」と呼ばれる南カリフォルニア大(USC)のチアリーダーだ。国立競技場で行われた「ジャパンボウル」で、わずか4人ほどがハーフタイムに披露したパフォーマンスは、競技場の広さをまったく感じさせない圧倒的な存在感があり、当時の様子は試合の内容より鮮明に覚えている。
 最近頂戴した誕生日のお祝いメッセージの中に、懐かしい名前があった。「浅井直湖さん」。日本初の本格的なチアリーダーで「チアリーディング」というカタカナを根付かせた人である。彼女は現在も精力的に後進の指導にあたっているという。
 今や日本のスポーツシーンに欠かせない存在になったチアリーダーのパイオニアには、いつかじっくりお話を聞いてみたいと思っている。(編集長・宍戸博昭)

【写真】日本初のプロチアリーダーチームPISC ESで活躍していた頃の浅井直湖さん