親子とはいえ、こうも似るものなのか。4月26日のフィリピン代表戦で3TDを挙げ、MVPに選ばれた日本代表RB東松瑛介選手(ノジマ相模原)を見ていてそう思った。
 東松選手の父・宏昌さんは、かつて東京・駒場学園高、日体大、シルバースターで活躍した名RB。現在は教師として赴任した東京・佼成学園高アメリカンフットボール部の顧問をしている。独特の弾むような走りは、NFLカウボーイズで一時代を築いたRBトニー・ドーセットのようだった。
 瑛介選手の走法はまさに「父親譲り」。本人も「プレースタイルが似ているとよく言われる」と話してくれた。
 2007年の甲子園ボウル。日大のWR秋山翔選手は、日大OBの父・克未さんから受け継いだ快足で、関学大守備網を縦横に切り裂いた。「走り方が、お父さんそっくりですね!」。長居陸上競技場の放送席で、思わずこう叫んでしまったことを覚えている。
 関学大・鳥内秀晃監督にいたっては、3世代が「FIGHTERS」でプレーしている。見覚えのある名字をメンバー表で探すのも、試合観戦の楽しみの一つである。(編集長・宍戸博昭)

【写真】フィリピン戦のMVPに選ばれた日本代表のRB東松と森監督=26日、アミノバイタルフィールド