アメリカンフットボールの国際親善試合、「ジャーマン・ジャパンボウルⅡ」日本代表―ドイツ代表は4月12日、川崎富士見球技場(旧川崎球場)で行われ、日本が38―0で快勝した。


 若手中心のメンバーで構成した日本は第1クオーター4分18秒に、QB菅原俊(オービック)からWR前田直輝(LIXIL)への6ヤードTDパスで先制。第2クオーターには、QB加藤翔平(LIXIL)がWR萩山竜馬(オービック)に14ヤードのTDパスを決め、前半を14―0で折り返した。


 後半に入っても、試合は日本のペースで進み、K佐伯栄太(パナソニック)の32ヤードFG、加藤が萩山へ72ヤードのTDパスを成功させるなどしてリードを広げた。守備ではLB塚田昌克、DB藤本将司(ともにオービック)DB辻篤志(パナソニック)がパスをインターセプトし、ドイツの攻撃を完封した。


 最優秀選手には、7度のパスキャッチで80ヤード、2TDをマークした前田、優秀選手にはドイツのRBダニー・ワシントンが選ばれた。
 日本代表は4月26日世界選手権アジア予選(東京・アミノバイタルフィールド)で、フィリピン代表と来年スウェーデンで開催される世界選手権への出場権をかけて対戦する。


日本代表  7 7 3 21=38
ドイツ代表 0 0 0 0=0


 【森清之・日本代表ヘッドコーチの話】
 対戦相手の情報が少ない中で、試合中にうまく対応できたことが良かった。攻守ラインが予想以上に頑張ってくれた。若い選手でもある程度やれるという手応えがつかめた。要所でパスを決めきれなかったことは課題。精度を上げていく必要がある。(26日に対戦する)フィリピンの情報はほとんどないが、ドイツと比べるとサイズが小さく、それほどレベルは高くないという印象。選手を数人入れ替えて試合に臨む。


 【LB塚田昌克・日本代表主将の話】
 DLは全員が初代表で、ライン戦に多少の不安はあったが、ドイツのラインに驚異はなかった。Xリーグのトップチームの方がレベルは高いと思う。世界選手権でアメリカ、カナダを倒すことを目標にしているので、もっとレベルアップしないといけない。


 【WR前田直輝の話】
 2010年の試合(ジャーマン・ジャパンボウルⅠ)でも経験しているが、ドイツは体が大きくタックルも強かった。来年の世界選手権で優勝することしか考えていない。(フィリピン戦で)圧勝して、日本がアジアのナンバーワンということを証明したい。


 【ペーター・シュプリングワルト・ドイツ代表団長の話】
 言い訳にはならないが、試合前に体調を崩してしまった選手が何人かいた。敗因としてはターンオーバーが大きかった。強いチームを相手にミスをしては、勝つことはできない。ドイツ代表は世代交代の時期を迎えている。5月の欧州選手権に向けてはいい準備ができた。


 【RBダニー・ワシントンの話】
 日本は規律のとれた動きをする素晴らしいチームだった。特に守備の反応が素早いと感じた。前半は勝負することができたが、後半にミスで自滅してしまった。若いドイツチームにとっていい経験になったと思う。

【写真】第4クオーター、ロングパスをキャッチした萩山が独走しタッチダウン=12日、川崎富士見球技場