19歳以下の日米学生によるアメリカンフットボールの親善試合「トモダチボウル」が3月9日、米軍厚木基地で開催された。2008年に始まった同大会は東日本大震災を経て、米軍が被災地で行った支援活動「トモダチ作戦」にちなんで「トモダチボウル」と名称が変わり、毎年3月に在日米軍基地で開催されている。


 フラッグフットボール、タッチフットボールの試合に続いて行われた米軍基地内の高校生選抜と慶応大、立教大の下級生と附属高校の合同チームによる対戦は、米国が終始日本チームを圧倒して68―13で勝った。最優秀選手は米国のQBデービッド・ヘルナンデス、敢闘賞には慶応大のRB李卓が選ばれた。


 走力の違いを見せつけられた。この日、日本が許したタッチダウン(TD)のほとんどが米国RB、QBの個人技による独走TDだった。米国のRB陣は当たりにも強く、一発のタックルで倒れる場面はほとんどなかった。
 一方、日本の攻撃陣は粘り強くドライブしたが、長身で手足の長いDLプレストン・ハリスらのラッシュを止めることができず、QBサックされる場面が目立った。試合終盤に2TDを返すのがやっとだった。


 試合後、日本チームのデービッド・スタント・ヘッドコーチ(HC)は「前半、日本の選手たちが気持ちの面で米国に圧倒されて、自分たちのフットボールをできなかったのが残念だった」と悔しさをにじませた。
 一方、米国のティム・プジョルHCは「全体での練習は3日間しかできなかったが、優秀なコーチ陣のおかげでチームとしてまとまることができた。日本チームは最後まであきらめず、素晴らしいチームだった」と両チームの健闘をたたえた。


 大会名が「トモダチボウル」となってから、今回は初めて大学生を含む合同チームで試合に臨んだ日本チームだったが、3年連続の完敗となった。

【写真】第4クオーターに初得点となるTDを奪って喜ぶ立教大オフェンス陣=9日、米軍厚木基地