NFLの49ersと大リーグ、ジャイアンツの本拠地「キャンドルスティックパーク」が、老朽化に伴い今季限りで取り壊しになる。新スタジアムは、サンフランシスコに本社があるジーンズメーカーの名前がついた「リーバイス・スタジアム」として生まれ変わる。
 1980年代、49ersは光り輝いていた。QBジョー・モンタナ、WRジェリー・ライス、ジョン・テーラー、RBロジャー・クレイグ、DBロニー・ロットら攻守にスター選手をそろえリーグの盟主として君臨した。日本でのフットボール人気が急上昇したのもこの頃である。街ではNFLチームのロゴが入ったグッズが目立つようになり、モンタナのCM出演で一層注目度が増した。
 日本時間のクリスマスイブに行われた49ers対ファルコンズの放送は、過去の映像をふんだんに駆使した作りになっていた。「ザ・キャッチ」と語り継がれる名シーンの主役、1981年シーズンのNFC決勝でカウボーイズを相手に奇跡的なパスレシーブをしたTEドワイト・クラークさんが、思い出のフィールドに立ちインタビューに答えていた。
 名将ビル・ウォルシュ監督が考案した、伝統の「ウエストコースト・オフェンス」のテイストを残しながら、QBの特性を生かした「リードオプション」も織り交ぜる。闘将ジム・ハーボー監督の下で復活した名門のポストシーズンの戦いぶりに注目したい。(編集長・宍戸博昭)

【写真】走力を生かしたゾーンリードオプションを得意とする49ersのQBキャパニック(AP=共同)