アメリカンフットボールの大学日本一を決める、全日本大学選手権決勝「第68回甲子園ボウル」は12月15日、阪神甲子園球場で行われ、西日本代表の関学大(関西)が東日本代表の日大(関東B)を23―9で破り3年連続で優勝、史上最多の優勝記録を26度に更新した。
 関学大の3連覇は1973~77年に5連覇を果たして以来。日大は、1990年以来となる23年ぶりの優勝を逃した。「赤と青の対決」として知られる、伝統校同士の同ボウルでの対戦成績は日大の16勝9敗2分け。
 関学大は、12月16日に東京ドームで開催されるオービックと富士通の「日本社会人選手権」の勝者と、来年1月3日の日本選手権(ライスボウル・東京ドーム)で日本一を懸けて対戦する。
 年間最優秀選手に贈られるチャック・ミルズ杯は、関学大主将のDL池永健人(4年)、甲子園ボウル最優秀選手は2TDパスを決めた関学大QB斎藤圭(3年)、敢闘選手には日大RB高口和起(2年)がそれぞれ選ばれた。
 関学大はQB斎藤が多彩な攻撃をリード。守備の要、副将のLB池田雄紀(4年)が左足の故障で欠場したディフェンスも、堅い守りで前半を10―3で折り返した。第4クオーターには、DB大森優斗(4年)のインターセプトで得た攻撃権をFGにつなげるなど、終始主導権を握ってライバル対決を制した。
 日大は、1年生QB高橋遼平が激しいプレッシャーを受け得意のパスが決まらず苦戦。TDは、関学大が守備陣に下級生を投入した試合終了間際に挙げた一つだけだった。


 【関学大・鳥内秀晃監督の話】
 予想通り日大のディフェンスは強かったが、選手それぞれが力を出してくれた。要所でいいプレーが出た。ライスボウルは厳しいが、勝てるようにやっていく。
 【日大・内田正人監督の話】
 4年生が下級生を引っ張り、理想に近いチームになったが、結果は結果なのでしょうがない。気持ちが切れることもなくよくやった。いいチームができたと思う。

【写真】3連覇を果たし、笑顔の関学大・鳥内将希副将(左)と父の秀晃監督=15日、甲子園