どんなに点差が開いても、絶対にあきらめない。「東北大HORNETS」の戦いぶりは、見ていてすがすがしかった。
 12月1日に、東京・アミノバイタルフィールドで行われた全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」進出を懸けた東日本代表決定戦。関東代表の日大に挑んだ「東北の雄」は、0―82で敗れた。残念ながら、実力の差がそのまま出た試合だった。
 表彰式で必死に涙をこらえているように見えたLB山辺太平主将は、チームのブログでこう語っている。「一年間の取り組みの積み重ねがそのまま82―0という結果に表れました。私はこの先の人生において永久に『あの時こうしておけば』という後悔を抱えながら生きていくのだと思います」。主将としての責任感がにじむ、重い言葉である。
 関西、関東以外の地方リーグの優勝校も参加する「全日本」形式になって5シーズン目。西日本代表決定戦で王者・関学大に善戦した愛知の名城大の健闘は素晴らしかったが、甲子園ボウルという目標に届くには、まだしばらく時間が必要だろう。スタンドで一緒に観戦した平井英嗣・日本学生協会理事長と、そんな話をした。(編集長・宍戸博昭)

【写真】関東代表の日大に完敗を喫した東北大の選手たち=1日、アミノバイタルフィールド