関西学生リーグの「関関戦」を久しぶりに観戦した。会場となった長居第2陸上競技場のスタンドは、両校のOBやファンで埋まった。関西ローカルではあるが、地上波のテレビ中継があるなど、関西の学生フットボール人気は健在であることを実感した。
 前日、西京極陸上競技場で行われた「京都対決」では、京大が立命大を13シーズンぶりに破る番狂わせがあった。ここ一番でものすごい集中力を発揮する「ギャングスターズ」の底力を見せつけた一戦だった。
 学生王者・関学大は関大の挑戦を退け、6勝目を挙げて優勝を決めた。しかし、まだ甲子園ボウルへの切符を手にしたわけではない。24日の最終節で関学大が立命大に敗れ、京大が関大に勝つと関学大、京大、立命大の3校が1敗で並びプレーオフになる。得失点などは一切関係ない、まさにサバイバルレースだ。
 関学大のQB斎藤圭選手に「ファイターズのエースQBとは?」と聞いてみた。返ってきた答えは「200人の部員、何千人のOB、何万人のファンの人たちのために、ワンプレーに気持ちを込めなくてはいけないポジション」。昨年までのエースQB畑卓志郎さんの教えだそうだ。(編集長・宍戸博昭)

【写真】関学大の攻撃をけん引するQB斎藤圭=10月27日、キンチョウスタジアム