早いもので、学生リーグは後半戦を迎えている。27日には関西リーグ伝統の一戦、関学大―京大がある。
 昨年に続く全勝対決。最近は学生王者・関学大の一方的な試合が続いているが、今年はどうか。互いにその存在を認め合う両校の対戦は、いつも勝敗を超えた「何か」が期待できる。楽しみである。
 小欄に定期的にコラムを寄稿してくださっている水野彌一前京大監督に、「水野さんにとって、京大史上最強のチームは?」という質問をしたことがある。返ってきた答えは「1976、77年」だった。
 77年は今でも語り草になっている「涙の日生球場」と呼ばれる激戦を繰り広げた年である。名QB宅田裕彦を擁する京大は、ライバルをあと一歩のところまで追い詰めたが、最後は青い壁にはね返された。
 若い西村大介監督が率いる京大が、指導者としてすっかり貫禄が出てきた関学大の鳥内秀晃監督に挑む。その構図は昨年と同じだが、数々のドラマを生んできた「関京戦」ならではの、プレミアム感を味わえる試合になることを願っている。(編集長・宍戸博昭)

【写真】関学大の鳥内秀晃監督=6月2日、アミノバイタルフィールド