関東学生リーグ2位の日大と、関西学生リーグ2位の関学大が対戦する東西大学対抗戦、第2回「TOKYO BOWL」は12月6日、富士通スタジアム川崎で行われる。
 全日本大学選手権決勝(甲子園ボウル)で、過去に数々の名勝負を繰り広げてきた東西の名門が、秋のシーズンに甲子園ボウル以外で対戦するのは初めて。今年5月の定期戦では、日大が17―7で勝っている。


 試合は15分クオーターの正式計時で実施し、第4クオーター終了時に同点の場合は引き分け、延長戦は行わない。


 日大は今季、早大に9―21で敗れリーグ3連覇を逃した。関学大との試合では、エースの西澤凌介(4年)か、それとも来季を見据えて高橋遼平(3年)を先発させるのか。QBの起用法が注目される。


 WR西村有斗、岩松慶将、石毛聡士(いずれも4年)が中心のレシーバー陣の力量は、学生では群を抜いている。高口和起(4年)、竹内豪汰(3年)のRB陣は、パワフルな走りが魅力だ。
 45―0で大勝した慶大戦で見せた守備陣の安定感も光る。DL寺尾康佑(3年)、LB岩本卓也、趙翔来(ともに4年)、DBブロンソン・ビーティー(2年)ら、各ポジションにタレントをそろえている。


 関学大は、優勝を懸けた立命大とのリーグ最終戦で27―30と競り負けた。リーグ6連覇と甲子園ボウル5連覇を逸したショックから立ち直り、どこまでこの試合にモチベーションを保って臨めるかが鍵になる。


 QB伊豆充浩(3年)のパスターゲットになる人材は豊富だ。木下豪大(4年)、松井理己(1年)、池永拓矢(3年)、前田泰一(2年)のレシーバー陣は、確実なキャッチが売り物だ。
 故障が癒えて戦列に復帰したRB橋本誠司(3年)は安定感があり、主将の橋本亮(4年)ら機動力のあるOLに支えられ要所で好ゲインを生む。1年生ながらチームのランオフェンスを支えてきたRB山口祐介は、立命大戦では出番がなかったが貴重な戦力だ。


 リターナーとしても活躍する、学生ナンバーワンCB田中雄大(4年)と日大レシーバー陣の駆け引きも見ものだ。


 互いにライバルと認め合う伝統の「赤」と「青」の対決。相手に不足はないだろう。日大・有輪七海(4年)、関学大・西岡慎太朗(3年)のキックの出来が勝敗を左右するような、レベルの高い熱戦を期待したい。(宍戸博昭)

【写真】昨年の関学大との甲子園ボウルで、激しいプレッシャーを受ける日大QB高橋(左端)