待ちに待った2015年シーズンの開幕が近づいてきたが、アメリカではNFL関連企業による開幕に向けた動きも目立ってきている。


 まずフェイクの映画予告編公開という奇抜な方法に出たのが、ゲームソフトのEAスポーツだ。現地8月25日発売の人気NFLゲームソフト「マッデン16」の宣伝のため、実在しないアクション映画「マッデン:ザ・ムービー」の予告編を公開したのである。


 同予告編にはNFLからペイトリオッツのTEロブ・グロンコウスキーや、ファルコンズWRフリオ・ジョーンズ、49ersのQBコリン・キャパニック、スティーラーズWRアントニオ・ブラウン、ビルズのヘッドコーチのレックス・ライアンが出演している。
 さらに人気俳優のデーブ・フランコとクリストファー・ミンツ・ブラッセまで登場し、4分54秒にもわたる“大作”となっている。


 内容はコメディで21日に公開されると、5日間で700万回以上視聴されるほどの人気となった。下記URLから視聴できるので、ぜひご覧いただきたい。
https://youtu.be/3eVF9uBbuqc


 一方、各チームがファンに直接訴えかける手法をとったのが、NFLの公式ビールスポンサーであるバド・ライトだ。シーズンに合わせ、NFLの全32チームのうち28チームの特別缶を製造、販売することを発表したのだ。


 同ブランドはこの夏、音楽フェスのために20万種類ものオリジナルデザイン缶を発表し、話題となった。
 その延長上にあるものだが、スポーツファンであれば自分の応援するチームのロゴが入った特別な缶を購入したくなるのは当然かもしれない。


 ちなみに今回デザインされなかったのはベアーズ、パッカーズ、カウボーイズ、バイキングズの4チーム。これらのチームは、いずれもバド・ライトとはライバルのミラークワーズと契約している。


 こんな風にさまざまな取り組みで、シーズン開幕がより一層盛り上がるのである。


渡辺 史敏 (わたなべ・ふみとし)のプロフィル
1964年生まれ。明治大卒。雑誌編集者を経て1995年に渡米。ニューヨークを拠点にNFLやサッカーなどスポーツ、ITの分野で取材・執筆活動を行う。2014年4月に帰国。フリーランス・ジャーナリスト活動を行う他、NFLの日本窓口、NFLジャパンリエゾンオフィスのPRディレクターに就任。

【写真】NFLの公式ビールスポンサーのバド・ライト