NFLのチームオーナー、リーグ側と選手会(NFLPA)との間に結ばれている労使協定(CBA)では、選手たちに対する年金制度についても取り決められている。
年金制度が廃止された日本のプロ野球などと比べて、とても充実しているのが特徴だ。


 現在の年金制度は大きく3本立てとなっており、基本年金である「Retirement Plan」いわゆる確定拠出年金(401K)のNFL「Player Second Career Savings Plan」、さらにもう一つの年金プログラムPleyer Annuity Programで構成される。

 Retirement Planは4年以上の在籍が受給資格となっており、2012~14年は月470ドル、2015~17年は月560ドルに在籍期間にかけた額が55歳から支払われるものだ。資金はチームが拠出する。


 401K型のPlayer Second Career Savings Planは選手1ドルに対し、チームが2ドル拠出するもので、2014年までの最大拠出は2万4000ドル、15年から2020年が2万8000ドルと決められている。受給資格を得るのは在籍3年以降だ。


 三つめのPleyer Annuity Programの受給資格は5年目からで、2011年から13年が6万5000ドル、2014~17年が8万ドルとなっており、早ければ35歳から5年間月払いや年一括払いで受け取ることが可能。資金はやはりチームが拠出する。
 このように充実した年金制度で、選手は引退後も守られているのだ。


記事提供=「NFL Japan BIZ」
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渡辺 史敏 (わたなべ・ふみとし)のプロフィル
1964年生まれ。明治大卒。雑誌編集者を経て1995年に渡米。ニューヨークを拠点にNFLやサッカーなどスポーツ、ITの分野で取材・執筆活動を行う。2014年4月に帰国。フリーランス・ジャーナリスト活動を行う他、NFLの日本窓口、NFLジャパンリエゾンオフィスのPRディレクターに就任。

【写真】NFLはハード面だけでなく年金制度も整備されている(AP=共同)