はじめまして。関東学生リーグで放送委員をしております松川達也と申します。場内放送はもちろん、インターネット動画配信のFootballTV、USTREAMを使用した音声メインのK‐Streamなどを担当しております。Web上や試合会場で声は聞いたことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。


 9月1日に開幕しました関東学生リーグは、私を含め10人のメンバーで場内放送を担当しております。9月中は初めて観戦するお客様に向けた分かりやすい場内放送を、ということでやってまいりました。お子さんが大学進学を機にアメリカンフットボール部に入ったが自分はアメリカンフットボールを知らないという『新入部員のお母様』をターゲットに、少しでも理解してもらえるよう得点の方法や反則の説明などを行ってきました。
 具体的には「4回以内に10ヤード以上進むと攻撃を続けられる」を強調したり、「前のプレーの終了から40秒以内にプレーを始めないといけないという、ゲームの遅延行為の反則」(ディレイオブゲーム)や、「相手選手のフェイスマスクをつかむ行為は、大変危険なことですので禁止されています」(グラフピングフェイスマスク)など、フットボールを知っている方にしてみれば少々くどいくらいの説明を挟みながら試合を追っていました。


 プレーとプレーの間の短い時間で伝えられることは限られていますが、より簡潔に、より正確な場内放送を目指して今後の試合もやっていきます。ちょっとでも分かった気分になって試合を楽しんでいただき、次の試合にも来ていただければ幸いです。
 また、選手のお母様と並ぶ観客層であるべき、『加盟校の一般学生およびOB』に向けた施策として、ホームカミングデーを実施しています。9月28日の明治学院大のホームカミングデー(対学習院大)では、明治学院大のヘボンフィールドにおじゃまし場内放送を行いました。


 10月6日に行われた立教大のホームカミングデー(対上智大戦)では、両チームの選手入場を行い、立教大の4年生選手を紹介するアナウンスをいたしました。関東学生連盟の75周年を機に始まったホームカミングデーは、今シーズンで5年目となり各大学が趣向を凝らすようになってきました。
 ホームカミングデー以外でも大学内での認知度を上げていく必要は感じており、一昨年から始めた『アミノバイタルフィールドリポート(http://kcfa.jp/AMINO/AMINOREPORT.htm)』を学生スポーツ新聞に依頼するという試みもそのための取り組みの一環です。そうしてご来場いただいたお客様に楽しんでいただき、また来たいと思ってもらえる場内放送をするのが私たちの役目だと思っております。試合会場で声は聞いたことがあるという方が少しでも増えていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


【松川達也(まつかわ・たつや)のプロフィル】
 1975年生まれ。法大時代にスポーツ法政新聞会に所属し、アメリカンフットボールを取材。2005年より関東大学リーグの場内放送を担当。

【写真】関東学生リーグ、前半戦のメイン会場となった大井第二球技場の放送席からの風景