千葉県長生郡で開催された「トモツナアカデミー 第3回THE CAMP」にコーチとして行ってまいりました。選手70人にコーチ陣が約30人。総勢100人以上の大キャンプでした。


 2泊3日で5回のポジション別フットボール練習。陸上競技者から学ぶスプリント練習、栄養や将来のことについて学ぶ座学、もちろんミーティングもたくさん計画されている見事なプログラムでした。  僕はもちろんランニングバックを担当。高校1年生から大学3年生まで幅広い年齢層でしたが、皆さんやる気にあふれ、とても高いレベルの選手たちを担当しました。


 3日間では上達を見込まず、少人数でもできる練習方法と注意点などをご紹介し、チームに帰ってからの反復練習で身につけてください、というものを用意しました。
 人様にコーチするのは初めてではありませんが、初対面の選手たちに3日間連続で指導するというのはもちろん初体験です。


 お名前や所属チーム、年齢(学年)を覚えようと頑張りましたが、みな同じユニフォームを着て、ゼッケンは胸に小さく書いてあるだけなので見分けがつかず、とても苦労しました。
 プロのユニフォームのように背中に大きく番号と名前が書いてあれば、個人個人をお名前で呼んだりしてもっと親密にお話というか指導ができたのではないかなと感じました。


 番号で呼ぶのは日本では非常に失礼にあたりますし、選手の皆さんはあくまでもお客様ですので、、指導内容と経過と結果にご満足いただかねばなりません。
 いろいろ不備があり、思った通りの練習ができず、僕としては不完全燃焼だったことが悔やまれます。


 単に「一緒に練習した」というだけになってしまったのではないか? ということになってしまったような気がしてなりません。自身の準備不足も否めません。グランドの芝生の状況や凍結、寒さ対策、用具不足、このような機会がまたあればしっかりと注意して準備を万端にして臨みたいと思います。


 できるだけどなたにも理解していただけるように配慮して練習メニューを組み、わかりやすく説明をしたつもりではおりましたが、それはこちら側の勝手な思い込み。納得いかない部分や不明なところがあればいつでもご連絡くだされば回答いたします。


 僕は無所属ゆえ、あの3日間でなければ皆さんのチームに力を貸せないワケではありませんのでどうぞご遠慮なく。新しいことの勉強や、知識の棚卸、業界人らとの新しい出会いなどあり、大変有意義に過ごさせていただきました。
 昼夜逆転の生活をしている僕には朝7時に朝食、夜7時に夕食というサイクルが何よりの敵でした。関わった皆さん、どうもありがとうございました。


 《練習や指導したこと:注意点など》
(正式な呼び名は長い英語だったりするので略語です)
・ ラダー:ボールセキュリティー/視線/フィニッシュ
・ 加速走:地面に吸い付くような低重心でフル加速5m
・ ニーアップ:ボールセキュリティー/視線/フィニッシュ
・ 8の字走:ボールセキュリティー/重心/ストライド/視線/限界を知る
・ スラローム:ボールセキュリティー/視線/コース取り/フィニッシュ
・ サイドライン走:ボールセキュリティー/重心/意識と実際のズレを知る
・ パスキャッチ:肘を伸ばす/正面で捕る/止まらない/走ピッチを変えない
・ パスプロテクション:最後まで止まらない/腰で当たる/足幅
・ 勝負もの:負けない/勝つまでやる/作戦を練る
・ ゾーンを走る:考え方/視野


 もっと活躍したい。どうすれば上達するのかわからない。などなど発展途上の選手はレベルの違いはあれど悩みは皆同じと思います。
 向上したいというご本人が望む場合はできる限りの協力を惜しみませんので、こんな僕でよければいつでもご相談ください。


 一番効果があるのはスクリメージ練習を見せていただくことですが、何より大切なのは本人の「ヤル気」と「基礎力」です。根性を燃やして基礎を固める。皆さん、今年も精いっぱい頑張りましょう!

【写真】RB担当コーチとして選手を指導する中村多聞さん=千葉県長生郡、写真提供:平田満