皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。今回は新春特別企画と致しまして「短編集」でフットボールを切り裂いてみたいと思います。


 ①新年のライスボウルはアメリカ人2名が欠場するという、将棋で言えば「飛車角抜き」の富士通フロンティアーズが後半から圧倒的な戦力の差を見せつけてあっさりと勝利しました。
 優勝して結果が出たことにより、これまでの苦労と努力が実り、心の余裕が出来た富士通フロンティアーズ軍団は来季も強くなる要素に溢れています。
 後日、藤田ヘッドコーチに20秒ほどお話を伺ったところ「なるほど!」な采配をされていたようです。すごすぎるので中身は内緒です。


 ②「第3回トモツナアカデミー」にランニングバックのコーチとして呼んでいただきました。1月10日から3日間お世話になります。本コラムで大人気を博した「最強RBへの道(初級編)」を、参加された皆さんに少しでもお伝えできればいいなと思っています。
 活字が残るコラムでは言えないことが満載のライブ版です。まだ申し込みをしていない未来のスーパースターは、是非ともご参加ください。あ、言えないっていうのは悪口とかではなくて、細かいニュアンスとかのことですよ。


 ③お正月休み期間に、テレビでフィギュアスケートの浅田真央さんがアイススケート場にいるちびっ子達の前にサンタクロースに扮してサプライズ登場し、喜ぶみんなと一緒に滑ったり教えたりという感動モノを見ました。
 ご本人も「子どもの頃にオリンピックメダリストの伊藤みどりさんと触れ合う機会があり、スケートの魅力にのめり込んだ。だからココにいるみんなも、今日私と触れ合うことでスケートを好きになってくれたり、選手として頑張るきっかけになってくれればいいな」 というようなことをおっしゃってました。 今ここで自分が何か少し教えてうまくなるかどうかではなく、これからもスケートを好きでいてくださいね、という考え方です。自分のスター度を十分に客観視し、業界内において自分の役割や影響力をしっかりと理解されています。なんと賢いんだろうと感心しました。


 ④「トモツナアカデミー」の参加者は僕のことなど全く知らないでしょうし「この関西弁の声の大きな太ったオッちゃん、昔ランニングバックだったんだ。ホントかよ?」という感じでしょうから、浅田真央さんと違い、一緒の時間を過ごすだけで感動してもらうことはできませんが、スポーツ(ランニングバックという細かいカテゴリーではない)の醍醐味や、本当の難しさ、そして面白さを感じてもらえればいいなと思っています。
 ランニングバックは何のためにフィールドにいるのか。貴族のポジション「ランニングバック」の真髄をお伝えできればなと考えております。


 ⑤NFLのプレーオフが始まりました。まずはワイルドカードの4ゲームが終わり、今週は地区優勝組が待ち構えるAFC、NFCディビジョナルプレイオフ(準決勝)の4ゲーム。
 「トモツナアカデミー」参加者は土曜日から千葉県で2泊3日の特別強化合宿ですので、時間的にも体力的にも誰も生放送を見ることができませんが、なぜか誰かが情報をキャッチして結果を聞かされてしまう事故が起こらないよう祈ります。


 ⑥僕は特段応援しているチームというものはなく、なるべく多くの試合をテレビで見ているだけです。勝敗にも興味はなく、好きな選手というのも今はありません。
 では何を見ているのかというと、単に1プレー1プレーのすごさを楽しんでいます。作戦を伝えられたそれぞれのプロ選手が、ブロックしてタックルして投げて捕って走って飛んで…。最高のショーが毎週毎週十何試合も見られることに喜びを感じています。
 自分では絶対にできそうにない「フットボールサーカス」が楽しくて面白くて。


 ⑦フットボール専門チャンネル「ゴリゴリTV」を組織し始めて、当然NFLの放送がイチバンのお手本なワケですが、そちらも全くレベルが違い過ぎて模倣できる部分が微塵もありません。
 コツコツ知識と技術を身につけていくしか方法はありませんので日々勉強しています。こういう時(今日より明日が確実に良くなるとハッキリしている成長期)はとても楽しくて充実します。
 やりたいこととやれることのギャップにさいなまれて悩む日々ですが、いつかは楽しいフットボールの放送ができるようになれることを信じて頑張っています。


 さまざまな条件をクリアできれば、次回のゴリゴリTV放送予定は1月12日の14時に、アミノバイタルフィールドでキックオフの「MASTERS BOWL」という、40歳以上で構成されたシニアフットボールリーグのボウルゲームを生放送させていただきます。
 そういうわけで、今年もいろいろとよろしくお願いします!

【写真】ライスボウル勝利の瞬間、歓喜の渦と化す富士通ベンチ=撮影:佐藤誠、3日、東京ドーム