とても困っていることがあります。以前はCS放送の「スカイA」で日本社会人アメリカンフットボール(Xリーグ)を全試合見ることができたのですが、ここ数年で放送がほとんどなくなってしまいました。
生放送ではなく1週間遅れくらいではありましたが、自分たちの試合を含め、遠くで開催される試合でも何でも全てのプレーを実況、解説付きで見られたのです。が、しかし! 今はほとんど見られないのです。
 幸い、注目の試合とセカンドステージ以降は中継があるらしいのですが…。


 で、「んじゃ自分でやるか!」と思いつきまして。無理やり賛同させられた仲間(その時僕のお店にたまたまいた友人など)を巻き添えにして、関西学生の放送で有名な「rtv(アールティーブイ)」のような組織を作れないか、と動き出しました。


 スマートフォンを三脚に立てて、とりあえず配信するだけなら今すぐにでもできそうですが、遠くを綺麗に撮影するようにはできていないのがスマホの弱点(だと専門家に聞きました)。
 画面越しに100ヤード離れたところでボールを隠し持つ選手を見つけて美しく撮影するのは不可能だということです。


 ではどうすればいいのか? 使えるお金も極めてゼロ円に近いワケですから。
 お父さんが運動会を撮影するようなビデオカメラならば、最近は日本製の高性能なものでも5万円ほどで十分な物が買えます。それをパソコンにつなげて、ネットで配信。簡単やん。やれるやん。


 でも、「Xリーグの会場で勝手にやっちゃうのはマズいんちゃうか?」ということで、深堀理事長に伺ってみました。
 そうすると、「そんなことを言うて来てくれるのはありがたい。担当の並河さんたちともいろいろ相談して、良い方向に進めていければ」というお返事をいただきました。


 これで僕ら無関係な者が会場でビデオを回してよくなったわけです。
 その後、テレビ番組制作会社の社長さんや、そのような業界の方々にご教授いただき、まずは一度試合会場でやってみようということで、配信なしのビデオ撮影+実況+解説でやってみることになりました。


 機材は自分たちでも買うことができるような小型の物を業界関係の方から借り、仲間を集めて行ってきました。ファーストステージ最終節の横浜スタジアム3試合。


 バッテリーが持つ時間、SDカードの録画時間、実況解説員の生声が会場のスピーカーにどれだけ負けるのか、雨や風はどうするのか、試合中の記録はどのように伝達するのか、スタッフ間の連絡方法、などなど。やらずとも最初からわかりきっている問題点をスタッフ全員で体感し共有することができました。


 全員がほとんど準備なしの手ぶらで会場入りし、実況や解説員も事前に下調べせずぶっつけ本番。これでは良い放送などできません。


 過去30年間ほどのフットボール放送を見直して、視聴者が何を求めているのか? をしっかりと把握して、僕らができそうなことにはしっかり取り組み、わかりやすくて楽しい放送にできればいいなと考えています。


 僕らなりの視点で見たフットボールを、会場に来られないフットボールファンの皆さんにお届けできれば、少しは喜んでもらえるんじゃないかなー、なんて考えています。


 いずれにせよ、思っていたよりお金が掛かってしまうのが最大の難点です。でも、これは少しずつ機材をそろえたりしていけば、だんだんと良い物が作っていけるんではないかなあ、なんて気楽に考えています。
 また最初の活動拠点は関東ですが、関西圏でも動いてくれるスタッフも、「多聞軍団」のメンバーから任命しなくてはいけません。


 本家本元であるrtvの須澤代表にも日々いろいろなことを教えてもらっています。僕はもともとオーディオなどがとても好きで、気に入った音楽を聞きながら働ける仕事として飲食店を始めましたし、学生の時からビデオカメラ(当時は10キロ以上ある肩に担ぐような大型)を遊ぶ時に持って行ったりするといった意外に機械好きな人間なものですから、この新しい遊びにはとてもワクワクしています。
おまけに好きなフットボールを見ることが核になるわけです。今シーズンは練習に徹して問題点を燻り出し、来春のシーズンには少しはカッコがつくようになるかもです。


 そこで関係者やOBの皆さんにお願いです。会場で突然「ゲスト解説員」として強制的に放送席へ連行されることはしばしば起こり得ます。その時はササッと観念して大人しく席について仕事をしてください。
 フットボールの復興、そして人気拡大に一役買っていただきます。今や自分の(応援する)チームだけが強ければいいという時代ではありません!
「ゴリゴリティーヴィー(GTV=仮名)」をよろしくお願い致します!

【写真】来季のスタートを目指して始動したゴリゴリティーヴィー(GTV)