2010年度から16年度までJ2クラブとして予選なしで天皇杯に参戦してきたが、J3に戦いの場を移した本年度は予選となった福岡県選手権決勝で九州産業大学と争い、苦戦しながらも3―2で振り切って10回目の出場を決めた。予選からの出場は「ニューウェーブ北九州」のチーム名でJFLからJ入会を目指していた09年度以来。
 決勝では引いて守る戦いをしてきた大学生チームの強固な守備ブロックを崩せず、カウンターから攻め込まれるなど、苦戦が続いた。前半を0―0で折り返すと、後半10分に右CKから先制ゴール。前半から通算6本目のCKでキッカーと戦術を変えたのが奏功した。しかし同19分、途中出場したサイドアタッカーに同点ゴールを決められ、振り出しに。16年シーズンの九州大学リーグで3位のゴール数を誇った点取り屋を阻止できなかった。この後、FKからの流れやキッカーを当初に戻してのCKで相手ゴールをこじ開けて2ゴールを加え、攻めかかる終盤の大学生の追い上げを1ゴールにとどめて勝った。
 J3リーグ戦では下位で序盤を過ごし、チーム戦術や個々のプレーの精度を整えて浮上を狙う。主将の池元友樹は「質を高めるべきことは多いが、(九産大戦での勝利を)前向きに考えたい。セットプレーからの3ゴールはリーグ戦につながる。天皇杯では高い目標を持ち、カテゴリーが上のチームに挑む」と決意を込めた。