大阪選手権は準決勝で関西大学に1-0、決勝で阪南大学に2-1としぶとく競り勝ち天皇杯出場を決めた。大会前から実力は抜けているとみられていたが、勢いのある学生を堅い守りとアイデアにあふれた攻めでかわし、レベル上位のJFLでもまれている片鱗をのぞかせた。攻撃の軸は中盤で多彩なパスを供給する3年目のジュニーニョ。ブラジル仕込みの技術と広い視野で攻撃を組み立て、強烈なシュートが持ち味のMF木匠(きつい)貴大、決定的な場面に絡む昨年のJFL得点王、FW川西誠らの力を引き出す。GK原裕晃のキック力も魅力。一蹴りで相手ゴール前への好機につなげる。
 「大阪で3番目のJリーグチームに」を合い言葉に、2006年に誕生。以来順調に力をつけ、今季でJFL3年目。過去8位、5位と上昇傾向にあり、今季も好スタートを切っている。2年目の和田治雄監督は「各自がきっちり役割を果たしている」と全員サッカーを強調。2年前の天皇杯では1回戦でセレッソ大阪(当時J2)に勝っており、今回も台風の目になりそうだが、「目標は1試合でも多く戦うこと。選手にはいい経験になる」と、控えめな表現ながら意欲は十分だ。