1956年の創部以来掲げるモットーは「相手より一歩でも多く、一歩でも速く」。目指すのは攻守の切り替えが早い躍動感あふれるサッカーだ。
 天皇杯への出場権を懸けた東京都サッカートーナメント決勝では強豪・明治大学を3―1と圧倒。立ち上がりこそ押し込まれたが堅い守備で前半をスコアレスで乗り切ると、後半は立て続けに得点を決めた。先制点で流れを引き寄せたMF諸岡裕人は「自分たちのサッカーができれば強い相手でも勝てる」と自信を深める。
 天皇杯は9大会ぶり。2008年の前回出場時には4回戦まで進み、J1鹿島アントラーズを相手にPK戦まで持ち込む熱戦を展開した。細田三二監督が「筋書き通りにいかないのがサッカー」と当時を振り返れば、諸岡は「臆することなく戦いたい」と闘志を燃やす。東京都を勝ち抜く中で得た自分たちのプレーへの手応え。イレブンは全国の舞台での飛躍を誓う。