将来のJ1優勝を掲げるFC今治。元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーに就任して2年目の今季はU―17(17歳以下)の日本代表監督も経験した吉武博文監督が指揮をとる。
 チームはテンポの速いパスを回して前線にボールを送り、終始攻め続ける。ボールの保持率も高く、全員が裏に抜ける動きでスペースをつくり出す意識を共有している。攻撃、守備でも数的に有利な状況をつくって戦う。
 所属する四国リーグでは大量得点で勝利するゲームが多いが、松山大との愛媛県大会決勝は最終盤まで0―0。後半ロスタイム残り1分、右サイドバック片岡が後列から走り込んで、MF上村のクロスに頭で合わせて決勝点を挙げ、深く守る相手守備を崩して勝ちきる強さを見せた。
 日本フットボールリーグ昇格を目指して戦う四国リーグでは、開幕から無傷の11連勝中。天皇杯本戦でのJクラブとの対戦は実力を試す絶好の機会とし、吉武監督は「こちらは挑戦者。真剣勝負でやってきたことを試す」と闘志を燃やしている。