オーストラリア代表のマイケル・チェイカ監督は29日、トゥイッケナム競技場でニュージーランドと31日に対戦するワールドカップ(W杯)決勝の登録メンバーを発表した。その中には、準々決勝スコットランド戦で肘を脱臼して準決勝を欠場、復帰が危ぶまれていたプロップのスコット・シオの名前もあった。

今大会、目を見張る活躍を続けながら、準決勝の対アルゼンチン戦ではチームの辛勝をスタンドから苦渋の思いで観戦していたという。再び試合に出場できることになって、シオは「また自分の国を代表できるのは光栄なこと。しかもそれがW杯決勝という舞台。絶対に楽しんでくる」と復帰の喜びをかみしめていた。

現在24歳。12歳の時に自国オーストラリアで開催されたW杯2003年大会の決勝は、シドニーの五輪スタジアムで観戦。雰囲気は楽しんだものの、目にしたのは自国チームがイングランドに敗れる姿だった。だからこそ、今回の決勝では最高の結末を待ち望んでいる。「W杯はラグビーのオリンピックだと思う。頂点に立つことは素晴らしい」

新世代の若い選手たちの道しるべとなるには、決勝は最高のチャンスだと自覚している。「(子供たちに)意欲を沸き起こさせたいんだ。これこそが戦う意味。ただの試合で終わってしまっては駄目なんだ。子供たちに与える影響を考えなければ。だって彼らが次世代のワラビーズになるんだ」。自身もワラビーズの勇姿を見てラグビーに魅了された。次世代につなぐため、決勝で果敢な姿、プレーを見せることを誓っている。

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