オーストラリア代表(ワラビーズ)のマイケル・チェイカ監督が「オールブラックス」という言葉を29日、確かに公共の場で口にした!?

ワラビーズのチェイカ監督は31日の決勝を2日後に控えたこの日、ニュージーランドと戦う登録メンバーを会見で発表。肘の脱臼が心配されていたプロップのスコット・シオの復帰が明らかになったこともあり、これまでで一番陽気な会見での姿だった。

質問が続き、ニュージーランド代表のスティーブ・ハンセン監督を取り囲む神秘的な力を取り除くために「オールブラックス」という言葉を口にしてないとの報道は本当かと水を向けられると「(その記事は)ちょっと読んだよ。そんな理由があって私は口にしてなかったなんて考えたら、思わず笑ってしまった。みんなが気付いているか分からないが、オーストラリア代表だって私はワラビーズと一度も言ったことがない」と笑いながら答えた。

それでも、呼称についてはこだわりがあるらしく「そういうことについては古臭いのかもしれない。オーストラリアはオーストラリアで、ニュージーランドはニュージーランド。フランスはフランスだし、国同士の戦い」と大真面目で持論を展開した。

報道陣も引き下がらず、ではいまは「オールブラックス」と言えるのか?と迫ると、チェイカ監督は「オールブラックスっていま言えるかって聞いているんだよね?オッケー」とさらっと口にして反撃し、満面の笑みを浮かべた。

その直後にはまるで悪霊にとりつかれたホラー映画の主人公のように自分の首を絞めて「ポルターガイストだぁー」と息も絶え絶えにコメント。会見場が爆笑の渦に包み込まれると「みんな時間が有り余っているようだ。何にもないところから話が生まれている」と笑いのめした。

決戦から48時間前を切ったいま、どんな小さな話題でも大きく膨らんでしまう。オールブラックスの監督、いやニュージーランドのハンセン監督もこれに先立って同様の状況に置かれていた。オーストラリア・ラグビー・ユニオンが同国代表選手に対し、オールブラックスというニックネームを使うなと言い渡したとの報道について質問を受けていたのだ。ハンセン監督は「知らなかった。彼らが好きなように呼べばいい。オーストラリア人はどっちにしてもそうするだろう」と軽く受け流していたが。

「オールブラックスとは口にするな」作戦は、2005年のライオンズが初めて使い、今大会ではフィリップ・サンタンドレ監督率いるフランス代表が継承。しかし、結果は言わずもがなだった。

では、真剣な話題に戻ろう。チェイカ監督は決勝へはシオも復帰した最高のメンバーで臨めると発表した。


提供:RNS ic/sw/yk/kf