ニュージーランド代表(オールブラックス)ロックのサミュエル・ホワイトロックは27日、チームが史上初のラグビーワールドカップ(W杯)連覇を達成して新たな歴史を刻むには、強力なオーストラリアのFW第3列を封じることがポイントになると語った。

W杯決勝で初めてニュージーランドと顔を合わせるオーストラリアは今大会、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アルゼンチンと次々に強豪を倒して決勝まで勝ち上がってきた。中でもゲームをかく乱する役目を担うFW第3列のデービッド・ポーコックとマイケル・フーパー、スコット・ファーディーの3人が奮闘し、勝利に大きく貢献してきた。しかし、ニュージーランドが前回大会準決勝でオーストラリアを破った際、ホワイトロック(上)はポーコックらの動きを抑え続けた実績を持つ。

現在、クライストチャーチ拠点のスーパーラグビー、クルセーダーズに所属するホワイトロックは、ニュージーランドが31日の決勝を制するには、11年大会と同様にターンオーバーとスクラムが極めて重要になるとにらんでいる。「われわれはブレークダウン(密集でのボール争奪戦)で的確な動きをしなければならない。オーストラリアのFW第3列の動きは把握している。重要なこの部分で優位に立つ必要がある」とホワイトロックは分析する。「これまでやってきたこと、そして教わってきたことをやり通さなければならない。相手の脅威はよく分かっているので、こちらがチームとしていかに立ち向かうかだ」

過去にW杯連覇を達成したチームはないが、ホワイトロックはチームが連覇を目指すことで重圧は感じていないと言う。今回のオールブラックスは、特別なライバルでもあるオーストラリアを倒し、初めて連覇を成し遂げるチームとなれると踏んでいる。「プレッシャーはあるが、僕らには連覇に必要となる多くのシステムが備わっている」と自信をのぞかせた。

重圧はないとは言え、これ以上はない大一番。「(連覇を狙える)チャンスにわくわくしている。あとは、各自がどれだけ準備ができていて、決勝でどこまでパフォーマンスできるかだ。4年前と比べて僕自身が賢くなっていればと思う。とはいっても、この大会の決勝はまた別物だけどね」と高まる胸の内を明かしたホワイトロック。「この2つのチームが特別な歴史をもっていることは意識しているが、それがプレッシャーになることはない。今週、確実に準備をして土曜日(31日)の決勝で自分たちのやるべきことをやるだけだ」と静かに闘志をみなぎらせている。

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