ロンドンの五輪スタジアムで30日に行われる3位決定戦、対アルゼンチン戦が代表人生最後となるのが南アフリカのロック、ビクター・マットフィールドだ。栄光に輝くグリーンのユニホームをこの1戦で脱ぐことになる38歳の大ベテランは、スプリングボクスが世界の頂点へ歩み始める最初の一歩だと話した。

南アフリカは準決勝(24日)の対ニュージーランド戦に18−20で敗退。帰国前に25日の準決勝でオーストラリアに敗れたアルゼンチンとの3位決定戦に臨む。歴史的番狂わせとなった日本戦の屈辱から立ち直り、3連勝で迎えた準々決勝ではウェールズを破ったものの、準決勝で宿敵ニュージーランドに惜敗。3度目のW杯制覇への夢は断たれてしまった。

しかし、マットフィールドは帰国を選ばず、イングランドで代表最終戦となる3位決定戦を戦う。そして、ハイケネ・マイヤー監督にも強いメッセージと共に選手をフィールドに送り出してほしいと伝えたという。

「スプリングボクスのジャージーを身に付けて戦う時、意味のない試合などない」と語るマットフィールド。「数人にとってはスプリングボクスのジャージーを着る最後の試合となる。彼らのためにも特別なものに、人々がまたこのジャージーを恐れるようにもしたい」と3位決定戦も全力で戦い抜くことが重要だと強調した。

黄金期

マットフィールドは2007年のW杯優勝チームの中心選手で、09年の全英代表ライオンズとの対戦でも2勝1敗の好成績を収めた。続く南半球3カ国対抗でもオーストラリア、ニュージーランドを破り、スプリングボクスの黄金期を支えた一人だった。

その功労者が去る今、スプリングボクスを前進させるのは若手の役目となった。3位決定戦に続いてはアイルランド遠征が待ち構え、来年には4カ国対抗が控える。現段階ではマイヤー監督の去就は未定だが、マットフィールドは「素晴らしい若手がチームにはたくさんいる。才能に溢れているものばかりだ。ハイネケ(マイヤー監督)はぜひ一緒に戦いたいと思っているはずだ」と述べ、スプリングボクスの新たな挑戦をマイヤー監督が受けて立つと確信している。

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