ワールドカップ(W杯)準決勝第2戦は25日、ロンドンのトゥイッケナム競技場で行われ、オーストラリアがアルゼンチンを29−15で下し、3大会ぶり4度目の決勝進出を果たした。

オーストラリアは試合開始直後にロックのロブ・シモンズの先制トライでリード。その後もWTBアダム・アシュリークーパーが前半に2トライを決めるなど、試合を優位に進めた。アルゼンチンもSOニコラス・サンチェスの5本のPGで詰め寄ったが、オーストラリアは終盤にアシュリークーパーがこの日3本目のトライを決めて逃げ切った。31日の決勝は、ともに3度目の優勝を懸けたニュージーランドとの対戦となった。

W杯では過去2戦2勝と相性の良いアルゼンチンとの対戦。下馬評でも有利とみられていたオーストラリアの先制攻撃は早かった。前半2分、アルゼンチンは持ち味のオープン・ラグビーを展開し、バックスがボールを回した。だが、オーストラリアはロブ・シモンズがサンチェスのパスを奪取。そのまま約40㍍を独走してトライを決めると、SOバーナード・フォーリーのゴールも決まり、7−0とリードした。

アルゼンチンはサンチェスのPGで3点を返すが、オーストラリアはその後も相手のミスを逃さなかった。アルゼンチンが安易なノックオンの反則を犯し、敵陣の好位置でボールを確保。スクラムから右サイドに展開すると、フォーリーの鮮やかなロングパスがアシュリークーパーにつながった。完全にフリーになったウインガーは右タッチライン沿いを快走してトライ(ゴール)。14−3とリードは広がった。

アルゼンチンは再びサンチェスのPGで3点を返すが、同26分にはロックのトマス・ラバニーニが危険なタックルでシンビン(一時退場)となる痛手を受ける。オーストラリアは数的有利の状況を逃さなかった。PGを狙える場面でもタッチへ蹴り出す。トライを目指す積極的な姿勢は同32分に実を結んだ。敵ゴールライン近くの連続攻撃でアルゼンチン守備陣を左右に激しく揺さぶり、最後はアシュリークーパーが左サイドに飛び込んだ。前半終了前にサンチェスのPGを許したが、前半を19−9で折り返した。

アルゼンチンも後半15分には、サンチェスがこの試合5本目のPGを決め、15−22と1トライ1ゴール差に迫った。だが、敵陣に攻め込んでもボールを奪取されるなど、あと一歩でトライを決めることができない。押し込まれても堅い守りではね返していたオーストラリアは同32分、粘るアルゼンチンをついに突き放した。

自陣のスクラムからブラインドサイドを突いたWTBドルー・ミッチェルが一気に抜け出し、巧みなステップで敵陣深くに侵入した。最後のパスは乱れたが、アシュリークーパーが確実にボールを確保してトライ。フォーリーのゴールも決まり、29−15として決勝進出を確実なものにした。

提供:RNS fs/kf