ラグビーの殿堂で誰の名前が最初にあるべきか問われたら、アルゼンチン代表SOのニコラス・サンチェスはためらうことがないだろう。「史上最高の選手は誰か?と聞かれたら、ジョニー・ウィルキンソンと答える。彼は伝説の人。彼の知識を最大限に生かせるよう努力しているよ」

サンチェスはフランス1部リーグの「トゥーロン」でウィルキンソンと共にプレー。ウィルキンソンは2003年大会でイングランドを北半球唯一の優勝に導いた名選手で、今でもイングランドでは大スターだ。「ウィルキンソンはキックの指導をしてくれた。キッカーが必要とする精神力、どうやって集中するか細かなことも含めて教えてくれた」と感謝の気持ちでいっぱいだ。

サンチェスのキャリアは南アフリカにあるアルゼンチンのラグビークラブ「パンパスXV」からスタート。南アフリカで行われたボーダコム杯、フランスのプロリーグのボルドー・ベグルを経てトゥーロンに所属した。次のステップは、2016年からアルゼンチンがスーパーラグビーに参加するため、母国に戻ってその新チームに備えることだ。

アルゼンチン代表の中で特別な関係を築いているのは、CTBでSOとしてもプレーする33歳のフアンマルティン・エルナンデス。同選手はアルゼンチンが3位に輝いた2007年大会でSOを務めている。フアンマルティン・フェルナンデスロベ、フアンマヌエル・レギサモンやマルコス・アジェルサらとともに同大会の準決勝で南アフリカに13−37で敗れており、(次の準決勝対オーストラリア戦では)その悪夢を繰り返したくないと思っているベテランプレーヤーの一人だ。

サンチェスは「フアンマルティンはチームに多くをもたらしている。彼のキックは正確でSOの2番手。僕の仕事を楽にしてくれている。自信を持って静かにリラックスしなければともアドバイスしてくれた。経験があってこそ言えることだ」と尊敬の念を口にする。ベテランからの助言を胸に決戦へ臨むサンチェスの活躍が注目される。

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