ニュージーランドは今回のワールドカップ(W杯)準々決勝でフランスに62−13で大勝した。欧州の強豪を粉砕した一戦を目撃した人の中にはオールブラックスのプレーに度肝を抜かれた人も多かったが、南アフリカのハイネケ・マイヤー監督もその一人だった。

24日にトゥイッケナム競技場で行われる準決勝で対戦するニュージーランドについて尋ねられたマイヤー監督は「これは言うべきこと。口先だけではなく本気で言っている。今回のニュージーランドはおそらく史上最強のチームだ」と語り始めた。

「過去4年間の成績を見てみるといい。通常、W杯後はパフォーマンスが下がる。しかし、監督のスティーブ(・ハンセン)はアシスタントコーチを8年間も務めていた上、コーチ陣の多くも残っている。それが理由でチームはW杯後も向上している。世界のラグビー界でまれなケースだ。ニュージーランドは史上最強のチーム。勝つには最高のパフォーマンスをしなければならないことをチームとして理解している」

マイヤー監督はニュージーランド戦の先発15人を準々決勝のウェールズ戦と同じメンバーで編成。ウェールズ戦で用いた戦術を土台とし、決勝に駒を進めることを狙う。

今大会の最多得点選手も視野に入れる新星SOハンドレ・ポラードは「通常、同じ15人が先発することはないが、選手がお互いをよく理解し、長所も弱点も分かっている。状況に応じて調整することもできる」と同じメンバーでの連戦に賛同した。

「毎週、同じ選手とプレーできるのはいいことだ。防御と攻撃の両面でより良くできる。攻撃の隊形も整う」

南アフリカはニュージーランドの強さを認める一方、初戦で日本に敗れてからチームを建て直す中で培ってきた戦いぶりを変えるつもりはない。ポラードは「今週末の準決勝はまた別の試合だ。相手は先週の準々決勝と同じように調子が良い状態で戦ってくるはず。われわれも大きな自信を胸に試合に臨む」と世界王者との対戦を心待ちにする。

「ニュージーランドは自分たちの長所を生かしたプレーをするだろうし、われわれも同じだ。ニュージーランドと対戦するといって、何かを変えることはない。微調整はするが、同じゲームプランに徹する」

チームは今大会で試合を重ねるごとつけてきた勢いを武器にオールブラックスに挑む構えだ。

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