アルゼンチン代表のフリアン・モントヤの役割は決して楽でない。世界屈指のフッカーで、チームの主将を務めるアグスティン・クレビの控え選手という立場。大半の試合は交代出場が定番になっている。

とはいえ、モントヤが既にチームにとって不可欠な存在になっているのも事実だ。代表戦では通算14試合に出場して4トライ。経験も重要となるフッカーというポジションで、21歳とは思えない力を発揮している。4トライのうち、2トライは今回のワールドカップ(W杯)のトンガ戦とナミビア戦で決めた。今大会での先発出場はナミビア戦だけだが、モントヤは途中出場でも重要な役割を果たしていることに満足している。「コーチ陣からはピッチに新鮮な空気をもたらすように指示されている。個人的にはどんな形であっても、プラス材料になろうと考えている。ラグビーが好きだし、出場機会をできるだけ生かしたい」

アルゼンチンは25日の準決勝でオーストラリアと対戦する。オーストラリアのスクラムを指導するのは元アルゼンチン代表の名選手、マリオ・レデスマFWコーチだ。同FWコーチは2007年W杯でアルゼンチンが準決勝に進出した時のフッカーだった。だが今は、一部で「軟弱」と評価されたワラビーズのスクラムを改善させるために尽力している。

「オーストラリアのスクラムはまだ詳しく分析していないが、彼らのことは分かっている。オーストラリアはスクラムを持ち味にするチームではないが、今では非常に強力だ。接戦になると思う。ただ、スクラムが多くなれば彼らが疲れることになるので、私たちにとっては好材料だ。レデスマFWコーチのことは知らないが、オーストラリアのスクラムを向上させる原動力になっているのは分かっている」

アルゼンチンには07年大会に出場した選手が残っており、モントヤら若手選手の手本になっている。クレビは07年大会に出場していないが、オーストラリア戦をけがで欠場する可能性がある。そうなれば、大一番でのフッカーの大役はモントヤが務めることになる。「大会をとても楽しんでいる。もちろん重圧もあるが、ベテラン選手はとにかく楽しむようにとアドバイスしてくれる。クレビは素晴らしい選手。先発出場できることを願っているが、もし自分が選ばれれば全力を尽くす」

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