3度目のワールドカップ(W杯)優勝目指すオーストラリアは2大会連続で4強入り。だが、1991年大会以来の準決勝進出を目指すスコットランドに大苦戦を強いられ、マイケル・チェイカ監督は「(敗退の危機から)脱出ということであれば、脱出できて満足している」と振り返った。

スコットランド戦が代表戦通算100試合目になった主将のスティーブン・ムーアも「勝って、準決勝に進出できて興奮している。スコットランドは素晴らしいラグビーをした」と最後まで健闘した相手をたたえながら4強入りを喜んだ。

ことしの北半球6カ国対抗ラグビーで最下位に終わったスコットランドに最後まで苦しめられた。前半は3トライを挙げたが、SOバーナード・フォーリーのプレースキックが決まらず、15−16の劣勢に立たされた。後半も2トライを加えたが、チェイカ監督が「いくつかの判断ミスがあった」というプレーで、スコットランドに2トライを献上。後半35分には32−34とリードを奪われた。だが、敗色が濃くなる中、同40分にフォーリーがPGに成功し、辛くも逃げ切った。

チェイカ監督は「試合の最後のプレースキックで勝つのは普通ならば素晴らしい脱出だ」と話した。「W杯の準々決勝で5トライを決めた。本来ならば勝つのに十分であるはずだ。勝者にふさわしいと思う。(後半35分にリードされた時)多くのチームは敗退を受け入れたかもしれないが、私たちはあきらめなかった」

2トライを決めたWTBドルー・ミッチェルも「安どしているし、チームを誇りに感じる」と満足そうに話した。

準々決勝進出を決めたとはいえ、課題も残った。スコットランドが挙げた3トライはいずれもオーストラリアのミスや緩慢なプレーから生まれた。終始劣勢に立たされたスクラムでは4度も反則を犯した。25日の準決勝ではアイルランドに快勝したアルゼンチンと対決する。チェイカ監督も「一部の分野では大幅な改善が必要だ」とスコットランド戦以上のプレーが必要との認識を示しつつ「最高の準備をしていいラグビーをしたい」と気を引き締めた。

提供:RNS fs/hh