準々決勝のウェールズ戦(17日)を接戦の末に制し、連覇を狙うニュージーランドと準決勝(24日)で対戦する南アフリカに黄色信号が灯っている。攻守の要、ビスマルク・デュプレシーとルードベイク・デヤーヘルがウェールズ戦で負傷し、大一番への出場が微妙な状況なのだ。

チームドクターのクレイグ・ロバート医師は、「ルードベイク・デヤーヘルは足の腱を故障した。経過をみて週の後半で(出場の可否は)決断するつもりだ」と説明した。「ビスマルク(デュプレシー)が右手にひどい裂傷を負っている。フーリー・デュプレアが誤って踏んでしまった。骨折はしていないが、かなり痛みがあり腫れている。この週は経過を見る必要がある」と話し、回復には時間がかかることを認めた。

大ベテランのビクター・マットフィードを故障で欠き、エベン・エツベツと強力なコンビを形成したデヤーヘルは、今大会で60回のタックルを決めて最多タックル数もっか首位と波に乗っていた。「2人の存在は大きい。彼(デヤーヘルは)防御面で絶対的な切り札。欠場となると大きな損失になる。ビスマルクについても同様だ」とバックローのフランソワ・ロウは懸念を隠さない。

38歳のビクター・マットフィールドは、サモア戦でハムストリングを痛めて試合途中で退場していまだ治療中。「ビクター(マットフィールド)のリハビリは順調。年齢が高くなると治るにも時間がかかるものだが、順調に回復している。週の後半で判断する」とロバート医師は述べたが、出場できるかどうかは微妙だ。

ただ、ロウはデュプレシーやデヤーヘルらが完全に復調しなくても、チーム内には穴埋めの出来る選手が充分にいるとも言う。「(3人の状況は)心配ではあるが、うちのチームの選手層は厚い。ビクター(マットフィールド)が間に合わない場合は、アドリアン(ストラウス)やピーターステフ・デュトイが参戦できる。必要に応じて穴埋めできる選手がそろっている。W杯はそうでなくては戦えない」。世界ランキング1位との対戦に向け、優勝2回の強豪チームはどっしりと構えている。

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