フランスに62−13で圧勝したニュージーランド。数々の大会新記録を残しての準決勝進出となった。

過去42勝12敗と圧倒的に優勢のニュージーランドは、この試合でもその力を見せつけた。前半7分にPGで先制した後、前半で4トライをマーク。後半も5トライの猛攻で合計9トライの62得点を挙げた。49点差はW杯決勝トーナメントでは最多得点差。順当に勝ったニュージーランドは、W杯12連勝とし、オーストラリアの記録に並んだ。

個人でもジュリアン・サベアが記録尽くしの活躍。自身この試合初トライでチーム3つめのトライ決めたサベアだが、これがニュージーランドの代表戦通算300個目の記念トライに。また、W杯決勝トーナメントでの代表通算トライでも節目となる50個に到達。他チームで通算25個を超えているのはフランスだけなので、これも圧倒的な数字だ。

この後も2つトライを重ねたサベア。1大会8個目のトライで、ジョナ・ロムー(1999年)とブライアン・ハバナ(2007年)の持つ最多記録に並んだ。決勝トーナメントで3個のトライを決めたのは20年ぶりの快挙。チェスター・ウィリアムズが95年大会のサモア戦、またジョナ・ロムーがイングランド戦で記録している。また、1大会で複数のハットトリックはW杯史上初。さらには後半25分から途中出場のタウェラ・カーバーローが2つのトライ。控え選手が複数トライを決めるのも決勝トーナメントでは初となった。

一方、この大敗で1995年大会以来続けていた4強入りを逃したフランス。62失点はチームワーストで、皮肉なことにこれまでの記録は2007年6月のニュージーランド戦の61失点(10−61)だった。

数々の勝利を経験してきたニュージーランド代表のマコウ主将も「とてもうれしいよ。チームに対してとても満足している。冷静に試合を進められたことを誇りに思う」と納得の表情。しかし、「ただ1週間生き延びただけ。まだ何も成し遂げていない。自分たちを過剰評価はしない」とすでに高みを目指していた。

提供:RNS yk/kf