過去109年間で30回対戦してきた南アフリカとウェールズ。直近の昨年11月こそウェールズが勝ったが、27勝1分け2敗と南アが圧倒的な数字を残している。両チームとも体格のよいFWを擁し、準々決勝の初戦は激しいぶつかり合いになりそうだ。

けが人に関しては、今大会参加チームの中で最も厳しい状況に追い込まれているウェールズだが、ウォーレン・ガットランド監督は南アに対して総キャップ数702というW杯ではウェールズ史上2番目に経験豊富なチームを編成した。例外はタイラー・モーガン。弱冠20歳のモーガンは76キャップを誇るジェーミー・ロバーツと左右CTBを組むが、17日の南ア戦が3キャップ目というこれからのプレーヤーだ。試合を前日に控えたモーガンも、どれだけ大事な試合なのかよく理解しているようで「ものすごく大きな舞台。何人かにとっては最後のW杯になる。選手にとってW杯を制することは、何物にも代えられないもの」と緊張気味にコメントした。

対する南アは、1次リーグB組初戦で過去7回のW杯で通算1勝の日本に敗れ、肉体的にも精神的にも大きな衝撃を受けたが、その後は強靱な肉体を生かして相手を圧倒するなど3連勝で1位通過を果たした。3度目のW杯優勝を狙う「スプリングボクス」は大量のトライを挙げ、完全に自信を取り戻している。
「あれ(日本に負けたこと)はものすごいショックだったが、場合によってはもっと悪い状況になり得た」と南アのSHフーリー・デュプレアは冷静に振り返る。「(残り試合)3連敗して南ア史上最低のチームになりかねなかった。みんなで立て直したことに誇りを感じる。明日もやれると思う」と力強く締めくくった。

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