【アルゼンチン】


初戦、世界ランク1位のニュージーランド(オールブラックス)に16−26で敗れたものの、後半17分に逆転のトライを許すまで16−12とリードしていた。その後はジョージア、トンガ、ナミビアという格下相手にボーナスポイント付きの勝利で、順当に準々決勝進出。質の高いアタックとディフェンスを披露している。1次リーグでの計22トライは、ニュージーランドの25、南アフリカの23に次ぐ3位。

注目選手

フッカーのアグスティン・クレビ主将、WTBのサンティアゴ・コルデロとフアン・イモフ、プロップのマルコス・アジェルサなどが目覚ましい活躍をしている。アルゼンチン代表のユニフォームといえば、サッカーの水色と白で、ディエゴ・マラドーナ氏の10番を連想するが、ラグビー界の10番、ニコラス・サンチェスも注目度アップだ。サンチェスは、マラドーナ氏も観戦に来たトンガ戦で、正確なキックを披露し、チーム45点中25点(1トライを含む)をたたき出した。

最高の瞬間

トンガ戦後、マラドーナ氏がチームを励ましにロッカールームに現れた。憧れのスーパースターに会えた選手たちは大興奮。クレビ主将は「国全体で後押ししていると伝えてくれた。あそこで、みんな歌って踊った。実際に来て、応援してくれるなんて思ってもいなかった」と元10番のサプライズ登場に感激しきりだった。マラドーナ氏は、チームに準決勝進出という「至上命令」を課した。

最低の瞬間

ナミビア戦で相手選手に危険なタックルをしたロックのマルセロ・ボシュが出場停止となり、アイルランド戦に出られない。SOフアンマルティン・エルナンデスは、ボシュを「ディフェンスのリーダー」と称し、「誰よりも相手の攻撃を察知する。影響が出かねない」と心配している。

ベストコメント

監督として、2011年にニュージーランドをワールドカップ優勝に導いたグラハム・ヘンリー氏が3年前、アルゼンチン代表を指導した際に言ったことを、SHマルティン・ランダホが引用した。「(アルゼンチンの)ディフェンスは素晴らしく、世界有数のものだ。でも積極的に攻撃しない僕らに『それで試合に勝つのは不可能だ』と言って、考え方を変えてくれた」

予想

勝機あり。オールブラックス戦の後の3試合は、高い総合力を見せつけた。けが人続出のアイルランドとの一戦だが、勝てば準決勝。マラドーナ氏は準決勝までチームが進出すれば、また観戦に来ることを約束している。

提供:RNS ic/ns/hn/hh